妹の仇は即、姉が討つ!二階堂瑠美、無双状態で7万点超えトップ「ラッキーがすごく詰まっていた」/麻雀・Mリーグ
番組をみる »

 頼れるお姉ちゃんが失ったポイントを取り戻し、さらに上積みまで勝ち取った。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2022-23」2月2日の第2試合はEX風林火山・二階堂瑠美(連盟)が7万点越えの大トップ。試合後は「ラッキーがすごく詰まっていた」と謙虚に微笑んだ。

【映像】勝負を決めた二階堂瑠美の強烈なアガリ

 試合は起家から瑠美、TEAM雷電・萩原聖人(連盟)、U-NEXT Pirates・仲林圭(協会)、セガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦)の並びで開始。瑠美は開局早々に近藤へ3900点の放銃。しかし次局、その近藤からリーチ・タンヤオ・一盃口・赤・ドラ2・裏ドラ2の1万6000点(+300点)をアガり、一気にトップ目へ浮上した。

 東2局1本場は仲林から3900点(+300点)をアガってさらに加点。迎えた東3局の親番で瑠美に怒涛の好配牌が押し寄せる。まず赤2枚のタンピンの手をダマテンに構えると、これをツモって親満貫。同じ1本場は中・混一色・ドラの1万2000点(+300点)で連続の親満貫をゲット。瑠美の手は落ちることなく、流局を挟んで同3本場も近藤からタンヤオ・ドラ3の1万2000点(+900点、供託2000点)を入手すると、持ち点は8万点を超えた。

 瑠美はこの大量リードを活かして個人7勝目、この勝利数はTEAM雷電・本田朋広(連盟)の11勝に次ぐ2位タイ、ポイントでも個人8位まで浮上した。第1試合でラスを引いた妹、二階堂亜樹(連盟)の仇を即、姉が討つ。瑠美は「特に難しい選択もなく、自然に選べた形で加点できて、10万点というのは特別な人じゃないと超えられないんだなと思った」と、最高得点更新とはならなかった展開に苦笑い。さらに「1戦目、亜樹さんがラスだったので、トップが取れて嬉しいです」と加えた。

 これで「毎週1トップ」の目標も達成。「出る前にかっちゃんに『お姉ちゃんだね』って、亜樹さんがラスだったんで『頑張ります!』って来たんですけど」と “軍師”こと勝又健志(連盟)の期待にもしっかり応えてみせた。

 印象に残った局として東1局1本場の倍満を取り上げ、試合前にはチームメイトに「全部リーチしてくるから」と宣言していたことを明かし、その結果として高得点のアガリが生まれたことを喜んだ。その後もリーチを主体として、攻めの麻雀を貫いたことについては「気持ちで負けていたら、この後勝負ができないというのもありましたし、リーチをかけたほうが見てくれる人も応援してくれますし」と、ファンからの応援を受けながら戦うことの心強さ、また強い気持ちで戦うことの大切さを嚙みしめた。

 この日、トップラスでもチームは+49.0ポイントを稼いだ。自由奔放、思ったままに打つ瑠美の戦いぶりがこれからも見られるようであれば、見通しは明るい。決して大崩れはしない亜樹、そしてダブルエースの勝又、松ヶ瀬隆弥(RMU)が好調のEX風林火山には、まるで隙がないと言えそうだ。

【第2試合結果】

1着 EX風林火山・二階堂瑠美(連盟)7万3800点/+93.8
2着 TEAM雷電・萩原聖人(連盟)2万8500点/+8.5
3着 U-NEXT Pirates・仲林圭(協会)1万5400点/▲24.6
4着 セガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦)-1万7700点/▲77.7

【2月2日終了時点での成績】

1位 EX風林火山 +515.0(68/94)
2位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +266.9(66/94)
3位 U-NEXT Pirates +228.3(68/94)
4位 渋谷ABEMAS +156.6(66/94)
5位 TEAM雷電 +112.6(68/94)
6位 KADOKAWAサクラナイツ ▲151.4(66/94)
7位 セガサミーフェニックス ▲476.6(68/94)
8位 赤坂ドリブンズ ▲651.4(66/94)

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

【映像】勝負を決めた二階堂瑠美の強烈なアガリ
【映像】勝負を決めた二階堂瑠美の強烈なアガリ
【映像】思わずガン見する萩原聖人
【映像】思わずガン見する萩原聖人
【映像】二階堂瑠美が「あちゃー!」
【映像】二階堂瑠美が「あちゃー!」
【映像】二階堂瑠美が「あちゃー!」