剛腕にして電光石火 松ヶ瀬隆弥、スピード勝負でも貫禄トップ 決め手の好配牌に「ずるかったですね」とニヤリ/麻雀・Mリーグ
【映像】あっという間に勝負をつけた松ヶ瀬隆弥

 流局なしの全8局。そのスピード勝負を制したのは、Mリーグの“ヒール”を自称するEX風林火山の松ヶ瀬隆弥(RMU)だった。前回登板時、松ヶ瀬は大胆な一手を打てずに3着と、もやもやした展開だった。起家からKONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)、松ヶ瀬、渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)、TEAM雷電・本田朋広(連盟)の並びで開局したプロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2022-23」2月7日の第1試合では、まず東1局で本田から七対子・赤の3200点(供託1000点)を加点。東2局では佐々木が同じく本田から満貫・8000点をアガると、東4局では、やはり本田からリーチ・一発・平和・裏の満貫を奪取し、トップ目へと躍り出た。

【映像】あっという間に勝負をつけた松ヶ瀬隆弥

 そのままトップ目で迎えたオーラスでは、「もう勝ったと思っていました」と恵まれた好配牌を打ち進めて3巡目でテンパイ。4巡目で待ちを変えると、「点数状況を伝える前に音速でアガりましたよ」「剛腕で全てをねじ伏せましたね」と解説の朝倉康心(最高位戦)や実況の松嶋(協会)も驚く速さでそれを引き当て、ツモ・タンヤオ・赤2・ドラの8000点を獲得してあっさりと試合を終えた。「剛腕というか、ずるかったですね」。勝利者インタビューでリポーターに「剛腕」と評された松ヶ瀬は、「今日はついていた」とニヤリ。わずか45分の超速決着で上位チーム同士の戦いを制した点については「普通にいつも通りですね」とし、「自分が勝てば一番いい。それだけを考えていたんで、それが上手くいったかなって感じです」と淡々と答えた。

 リーチ1回、アガリ3回、放銃0回と、効果的な攻撃と鉄壁の守備で個人8勝目。「この後もどんどんポイントを積み重ねてセミファイナル、ファイナルと勝ち抜けるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」。ラストにお馴染みのポーズを力強く決めた腕のリストバンドには風林火山の“林”の文字が刺繍されていたが、この日の松ヶ瀬は“風”のように速く、“火”のように激しかった。

【第1試合結果】

1着 EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)4万1700点/+61.7
2着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)2万7500点/+7.5
3着 渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)1万7500点/▲22.5
4着 TEAM雷電・本田朋広(連盟)1万3300点/▲46.7

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

【映像】あっという間に勝負をつけた松ヶ瀬隆弥
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【映像】日向藍子の口が「真一文字」になったシーン
【映像】日向藍子の口が「真一文字」になったシーン
【映像】日向藍子の口が「真一文字」になったシーン

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Mリーグ 配信情報まとめ
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