新アニメ「機動戦士ガンダム サンダーボルト」TVエディションが2月12日より放送開始した(全3話)。第1話では地球連邦軍のイオ・フレミング(CV:中村悠一)とジオン公国軍のダリル・ローレンツ(CV:木村良平)の出会いが描かれ、音楽の趣味まで異なる2人の対比に注目が集まっている。
アニメ「機動戦士ガンダム サンダーボルト」TVエディションは、「ビッグコミックスペリオール」にて連載中の太田垣康男氏による大ヒットコミックスをもとにしたOVA作品のテレビ放送版。ガンダムシリーズの原点となる“宇宙世紀”を舞台に、“サンダーボルト宙域”をめぐる地球連邦軍とジオン公国軍の戦いが描かれる。
地球連邦軍のイオは、ジオン公国軍の攻撃によって破壊されたムーアの生き残りだ。ムーア同胞団に所属しているが、故郷や自身の出自に束縛されることを疎ましく感じている。一方、ジオン公国軍所属のダリルは、義肢兵の戦闘データ採取を目的に設立されたリビング・デッド師団のパイロット。過去の戦闘により両足を失いながらも、エーススナイパーとして活躍している。
第1話「雷」では、イオとダリル、それぞれの出撃シーンが描かれた。にぎやかなフリージャズを流して戦いに赴くイオに対し、ダリルはゆったりとしたポップス系を聴きながら敵を狙撃していた。
そして戦いの中でダリルと相まみえたイオは、「よぉ、お前がスナイパー部隊のエースらしいが、音楽の趣味は平凡だな。がっかりだぜ」と出会って早々に彼を挑発する。ダリルが「今度会った時は逃がさない!次は必ず仕留めてやる」と怒りをあらわにするのに対して、イオは「イオ・フレミング少尉。ジャズが聞こえたら、俺が来た合図だ」と言い残して去っていくのだった。
音楽を使って2人の違いを演出する手法に、視聴者からは「イオとダリル、音楽性が違うのね」「音楽の趣味の違いで相容れない2人を明確に示してるの良い」「イオとダリルの音楽の趣味の違いだけでもうこいつら無理だわってわかる」といった声が相次いだ。
第1話「雷」
【あらすじ】
宇宙世紀0079、地球連邦とジオン公国が戦った一年戦争の末期。コロニーや撃沈された戦艦の残骸が無数に漂う暗礁宙域は絶えず稲妻が閃き、『サンダーボルト宙域』と呼ばれていた。地球連邦軍ムーア同胞団のモビルスーツパイロット、イオ・フレミングと、過去の戦闘で両足を失い、公国軍リビング・デッド師団でエーススナイパーとして活躍するダリル・ローレンツは、戦場で対峙した時、互いに悟る。ふたりは、殺し合う宿命なのだと…。
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