タイトル99期を誇るレジェンド棋士に勝つには、盤外戦術も必要?将棋の順位戦B級1組12回戦が2月14日に行われ、羽生善治九段(52)と横山泰明七段(42)が午前10時から対局を開始した。開局直後、先手の横山七段が手荷物からスッと取り出したのは、パンダ柄のブランケット。これに中継の聞き手を務めていた本田小百合女流三段(44)が「かわいい!パンダじゃないですかぁ」と興奮気味に喜ぶこととなった。
盤を挟んで寡黙なまま真剣勝負というイメージが強い将棋界だが、盤を離れた素顔では様々な趣味を持つ棋士も多い。羽生九段は自宅でうさぎを飼っており、開催中のALSOK杯王将戦七番勝負では、第4局に勝利した翌日、かわいらしい「うさみみ」をつけた写真も公開された。また渡辺明名人(棋王、38)は、無類のぬいぐるみ好きであることもファンの間ではよく知られている。
羽生九段、横山七段ともに4勝6敗で、勝った方が残留を決めるという大事な一局ではあるが、先手の横山七段は開局早々に手荷物をごそごそと触ると、取り出したのがパンダ柄のブランケット。中継のカメラを意識したのか、それとも偶然か、しっかりとパンダがカメラの方向に向くように膝にかけると、これを見た本田女流三段が即座に反応。さらに視聴者からも「パンダや」「かわいいw」「動揺作戦」「ウサギへの対抗」と、大量のコメントが溢れかえった。解説を務めていた伊藤真吾六段(41)は、横山七段と日頃から交流があるが「これは知らなかったです。今度聞いておきます」とにっこり。レジェンド相手の“秘策”だったのか、ファンとしては興味深いところだ。
(ABEMA/将棋チャンネルより)