将棋の叡王戦本戦トーナメントの2回戦が2月16日に行われ、山崎隆之八段(42)と近藤誠也七段(26)が午前10時から対局を開始した。勝者は準決勝で、永瀬拓矢王座(30)と三浦弘行九段(49)の勝者と対戦する。
【中継】第8期 叡王戦 本戦トーナメント 山崎隆之八段 対 近藤誠也七段
山崎八段は1998年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組:11期)、順位戦B級1組(A級:1期)。2022年度の成績は19勝18敗、勝率.5135。タイトル経験はないが、棋戦優勝は8回を誇る。序盤から独創的な指し回しを見せることで知られ、少々形勢を損ねても逆転してしまうことからNHK将棋講座で「山崎隆之のちょいワル逆転術」の講師を務めたこともある。
近藤七段は2015年10月。竜王戦3組、順位戦B級1組。2022年度の成績は24勝19敗、勝率.5581。タイトル、棋戦優勝の経験はないが、通算勝率は.6770と高く、いずれはA級棋士の仲間入りを果たすだろうと言われる若手棋士の一人だ。
叡王の現タイトル保持者は藤井聡太叡王(竜王、王位、王将、棋聖、20)。挑戦権を獲得するのは16人参加のトーナメントを勝ち抜く必要がある。
本局の持ち時間は各3時間で、振り駒の結果、先手は山崎八段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)