将棋の叡王戦本戦トーナメントの2回戦が2月16日に行われ、山崎隆之八段(42)が近藤誠也七段(26)127手で勝利した。山崎八段は準決勝で永瀬拓矢王座(30)と三浦弘行九段(49)の勝者と対戦する。
【中継】第8期 叡王戦 本戦トーナメント 山崎隆之八段 対 近藤誠也七段
相掛かりで始まった一局は、両者ともに序盤、中盤と全く譲らず、中継していたABEMAの「SHOGI AI」でも勝率50%をほとんど動かない互角の戦いが続いた。形勢が大きく揺れたのは両者持ち時間を使い果たした終盤に入ってから。一旦、近藤七段に優勢に触れたかと思われたが、そこから二転三転する大混戦に。決着も近藤七段が秒に追われたか互角の状況から急に自玉に即詰みが生じてしまい、山崎八段が勝ちをもぎ取った形になった。
叡王の現タイトル保持者は藤井聡太叡王(竜王、王位、王将、棋聖、20)。挑戦権を獲得するのは16人参加のトーナメントを勝ち抜く必要がある。
(ABEMA/将棋チャンネルより)