アニメの定番ジャンルの1つであるラブコメ。ヒロインの人数は作品によってさまざまですが、アニメだと4人ヒロインで構成されることが多いようです。確実な理由は定かではないものの、「ラブコメ」というジャンルと「4人」という構成人数の親和性は、高そうと推測させられる部分はあります。
たとえばヒロインを2人に絞ると三角関係になり、ガチめの恋愛バトルに発展することも少なくありません。一方ヒロインが4人の場合は恋愛フラグも分散する分、比較的和気あいあいとしたコメディ要素が描きやすいと考えられます。ほかにもキャラが多い分、見る側の嗜好を幅広くカバーできるメリットもありますよね。
多くの属性を取りそろえるという意味においてか、美少女との恋愛を楽しめるゲーム、いわゆる「ギャルゲー」では、ヒロインが5人以上いる作品もよく見かけます。しかしこれはゲームの場合、キャラが多くても個別ルートでキャラを深掘りできるからというのも関係していそうです。限られた話数の中で、ヒロイン全員に上手く見せ場を作るのに丁度良いのが4人ヒロイン体制なのではないでしょうか?
そこで今回はその一例として、4人ヒロインで描かれたラブコメ作品を3本見ていきます。
目次
- 「らんま1/2」
- 「いちご100%」
- 「彼女、お借りします」
- まとめ
「らんま1/2」
始めに紹介するアニメは、「週刊少年サンデー」で連載されていた高橋留美子先生の名作漫画が原作の「らんま1/2」。高橋先生といえば現在アニメが放送中の「うる星やつら」の作者でもあり、数々の傑作ラブコメを生み出してきたヒットメーカーです。「らんま1/2」では、水をかぶると女の子に変わってしまう早乙女乱馬を中心とした格闘ラブコメディーが描かれました。
様々なヒロインが出てくる同作ですが、まず乱馬の許嫁である天道あかねはショートヘアで格闘技に秀でた女の子です。一方で料理が苦手だったり、スポーツでも水泳は苦手だったりと不器用な面も。そんなギャップにキュンとくるファンも多いのでは?
また女傑族の美少女・シャンプーも同作の人気ヒロイン。青みがかったロングヘアーのキュートな見た目もさることながら、水をかぶると猫になってしまう特異体質も萌えポイントです。最初は乱馬の命を狙って日本にやってきますが、決闘に負けてからはひたすら彼へ結婚を迫る姿も愛らしいですよ。
ほかにももう1人の許嫁である久遠寺右京や、格闘新体操を得意とする九能小太刀が、乱馬に恋するヒロインとして登場。どのヒロインも気が強い印象ですが、それぞれがしっかりキャラ立ちしているので似たキャラ感がないのはさすがです。
「いちご100%」
次に取り上げる「いちご100%」は、「週刊少年ジャンプ」で連載されていた河下水希先生の漫画が原作のアニメ。主人公がある日いちごパンツの美少女に出会ったのをきっかけに、物語が展開していきます。本作の魅力の1つは、タイプの違う4人のヒロインが揃っていることではないでしょうか。
まず東城綾は、暗めの髪色で小説を描くのが好きという控え目系ヒロイン。物語序盤では基本眼鏡に三つ編みヘアーで過ごしていますが、眼鏡を外して髪型を変えると雰囲気が一変します。
そして東城と並んで初期から活躍するのが、もう1人のヒロイン・西野つかさ。金髪のショートヘアーで明るい性格の彼女は、見た目だけでも東城とは違うタイプのキャラクターです。ボーイッシュな女の子ですが恋愛面では乙女チックなところもあり、そのギャップにやられたファンも少なくありません。
そんな2人のヒロインに加えて、主人公の幼馴染で年下キャラの南戸唯や、勝ち気でセクシー系女子の北大路さつきも登場します。唯に関しては妹ポジション的な要素が強いものの、たとえばアニメ第6話では主人公のベッドで眠っているドキドキシーンもしっかり描かれていますよ。
「彼女、お借りします」
3つ目に紹介する「彼女、お借りします」は「週刊少年マガジン」で連載中の漫画が原作で、TVアニメも第3期の制作が決定している人気作。同作では“レンタル彼女(レンカノ)”の水原千鶴を筆頭にいろいろな“彼女”が登場します。
水原千鶴はレンカノをしつつ、女優の夢を叶えるために日々努力を欠かさない真面目な性格の女の子。ある日主人公の木ノ下和也が家族に水原を彼女だと言ってしまい、その嘘に付き合うことになっていきます。
清楚系な千鶴に対し、和也の元カノとして出てくるのがゆるふわ小悪魔系女子の七海麻美。麻美は明るい髪色でかわいい外見ですが、時々黒い一面を見せるなど、千鶴とはまた異なる魅力にあふれています。
さらに3人目のヒロイン、更科瑠夏はショートカットに大きなリボンをつけた元気系女子。目的のためなら手段を選ばないこともあり、押しの強いヒロインが好きな人におすすめです。
またヒロイン4人目として登場した桜沢墨は、千鶴が所属するレンカノ事務所の後輩キャラ。極度の人見知りながら健気にレンカノを頑張る姿は、グッと来る人も多いはずです。ちなみに墨が活躍するスピンオフ漫画「彼女、人見知ります」も展開されているので、気になる人はぜひチェックしてみてください。
まとめ
4人ヒロインのラブコメアニメを見てきましたが、改めて振り返ると三大少年漫画雑誌原作の作品が並ぶことに。どの雑誌においても、やはりヒロイン4人で構成したラブコメは描きやすいのかもしれませんね。
ほかにもライトノベル原作の「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる」や、2021年にアニメ化した「カノジョも彼女」など、4人ヒロイン体制の作品は多数。いろいろなタイプの女の子が出てくる作品で、お気に入りのアニメを見つけてみてはいかがでしょうか?
(C)河下水希・集英社/いちご100%製作委員会
(C)宮島礼吏・講談社/「彼女、お借りします」製作委員会2022












