将棋の叡王戦挑戦者決定戦が3月16日に行われ、永瀬拓矢王座(30)と菅井竜也八段(30)が現在対局中だ。勝者は藤井聡太叡王(竜王、王位、王将、棋聖、20)への挑戦権を得る大一番。注目の戦型は「ゴキゲン中飛車」となった。
叡王挑戦権をかけて争われる本局は、振り駒の結果、永瀬王座の先手番に。後手の菅井八段はゴキゲン中飛車を採用し、永瀬王座は超速と呼ばれる作戦で対抗した。両者とも対局開始して間もなくスーツの上着を脱ぎ戦闘モードに。早々に前例を離れ、激しい戦いが繰り広げられている。
現タイトルホルダーの藤井叡王が8タイトルのうち5つを占め、かつ棋王獲得にあと1勝、最年少名人をかけた挑戦権を獲得と突き進む中、この快進撃に誰がストップをかけるかも注目ポイントになっている。
永瀬王座は藤井叡王のプロ入り後、研究パートナーとして腕を磨きあった仲。タイトル戦ではヒューリック杯棋聖戦五番勝負で対戦、1勝3敗で奪取には失敗しており、2度目の挑戦が目下の目標だ。一方、菅井八段が挑戦権を獲得すれば、タイトル戦での激突は初。藤井叡王にとって振り飛車党との番勝負経験はなく、大きな注目が集まることになりそうだ。
本局の持ち時間は各3時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
永瀬拓矢王座・菅井竜也八段 すき焼きあったか重
【昼食休憩時の残り持ち時間】
永瀬拓矢王座 2時間10分(消費50分)
菅井竜也八段 1時間51分(消費1時間9分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)