<大相撲三月場所>◇五日目◇16日◇大阪・エディオンアリーナ大阪
十両九枚目・對馬洋(境川)と十両十枚目・美ノ海(木瀬)の一番で、決まり手の館内アナウンス後に物言いがつき、軍配差し違えになるという珍しい事態が発生。館内からどよめきが巻き起こった。
立ち合い鋭く当たった對馬洋。美ノ海ははじかれながらもいなすと、両者土俵上を素早く動き回るめまぐるしい展開に。激しい攻防戦に館内からは大きな歓声が沸き起こった。互いに果敢に攻め合ったが、最後は美ノ海が前に出たところを對馬洋が右上手を取って投げるように転がした。
軍配は對馬洋に上がり、勝ち名乗りも受けると、館内には「ただいまの決まり手は上手投げ。上手投げで對馬洋の勝ち」とアナウンスも流れた。しかしこのタイミングで物言いがつくという異例の事態に。客席がざわめくなか審判団が土俵上に集まり、協議をした結果、取組の途中で對馬洋の足が出ていたことが確認され、軍配差し違えで美ノ海の勝ちとなった。美ノ海は4勝目。對馬洋は3敗目を喫した。
館内アナウンスで決まり手も発表された後に軍配差し違えになるという珍事に、視聴者からも「えええええ」「物言い!?」「出た?」「よく見てるな~」と驚きの声が相次いで寄せられた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)