愛する我が子にエールをもらったらもう百人力。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2022-23」3月16日の第2試合はTEAM雷電・黒沢咲(連盟)がトップ。高打点のアガリが続発するド派手な試合展開の中で、黒沢も跳満1回を含む、アガリ6回をゲット。チームは5位に浮上した。
この試合は起家からセガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)、EX風林火山・二階堂瑠美(連盟)、黒沢、U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)の並び。奇しくも全員がママ雀士の卓組となった。黒沢は東1局、4000点のツモアガリで上々のスタートを切った。東2局は瑠美に親満貫をツモられ、トップ目が入れ替わる。東3局1本場、タンヤオ・一盃口をリーチ、これを茅森からロン、7700点(+300点、供託2000点)のアガリを決め、トップ目瑠美を逆転した。しかしこのまますんなり逃げ切りとはいかず、3局連続の失点で3着目に落ちるという目まぐるしい展開で試合は進んだ。
南1局2本場、黒沢は瑠美から2600点(+300点)のアガリ。さらに南2局、黒沢は1・4・7索待ちで高目は567の三色同順となるリーチ、これを安目ながら、7索を一発ツモ、リーチ・一発・ツモ・赤・裏ドラ2の1万2000点を加点しトップ目へ再浮上。同1本場も瑞原から2000点をアガって3局連続のアガリ。南4局はタンヤオ・平和の2000点を茅森からアガってゲームセット。これで今期6勝目とした。
アガリ総数12回、し烈な打ち合いとなったこの試合。黒沢は「ママ4人の対決だって瑠美ちゃんが気付いて『これは真のママを決める戦い』だって言われたんで、負けるわけにはいかないなって。試合前もテレビ電話がかかってきて、最近Mリーグって言葉を娘が覚えて、何のことかわかっているかは微妙なんですけど『ママMリーグリーグなの、頑張って!』って言われたので、それも力になりましたし、殴り合いの中でトップが取れて、とても嬉しいです」と試合前の一幕と喜びを語った。
これでチームは5位浮上。「ファイナルに、また優勝に向けて1ポイントでも多く勝ち進みたい。4位、3位を狙ってまだまだ上っていきたいと思います」と意気込みを語り、熱烈なファン“ユニバース”には「チームの勝ち上がりもそうですし、チームメイトの本田さんのMVPも是非見たいですし、ここからもまだまだ白熱した戦いが続くと思いますので、レギュラーシーズンはあと少しですけれども、熱い応援をよろしくお願いいたします!」と語り掛けた。
上位4チームに入り、セミファイナルを有利に戦うため、欲しかったトップで5位浮上。黒沢のトップはここまで仲間を牽引してきたTEAM雷電・本田朋広(連盟)のMVP狙いの後押しにもなり、チームの勢いはますます盛んだ。
【第2試合結果】
1着 TEAM雷電・黒沢咲(連盟)4万1800点/+61.8
2着 U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)2万8200点/+8,2
3着 EX風林火山・二階堂瑠美(連盟)2万2200点/▲17.8
4着 セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)7800点/▲52.2
【3月16日終了時点での成績】
1位 EX風林火山 +614.2(92/94)
2位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +599.1(90/94)
3位 KADOKAWAサクラナイツ +59.2(90/94)
4位 U-NEXT Pirates ▲1.1(92/94)
5位 TEAM雷電 ▲56.3(92/94)
6位 渋谷ABEMAS ▲94.9(90/94)
7位 セガサミーフェニックス ▲556.5(92/94)
8位 赤坂ドリブンズ ▲563.7(90/94)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)






