「涙出てきた!ありがとう!」反撃の狼煙をあげた侍ジャパンの4番・吉田正尚に称賛のコメント続々

【WBC・準決勝】日本代表6-5メキシコ(3月20日/ローンデポ・パーク)

 レッドソックス・吉田正尚外野手の一振りは反撃の狼煙となった。

 3点ビハインドの7回裏、2死走者なしから2番のソフトバンク・近藤健介外野手がライト前ヒットを放つと、続く3番のエンゼルス・大谷翔平投手が四球。ホームランが出れば同点の場面で、4番・吉田の打球はライトスタンドへ。キレるか入るか微妙な当たりだったが、スタンドインした打球は遠く離れた日本の大歓声を招いた。
 
 SNS上でも「さすがすぎる!」「鳥肌たったわ」「ガチでナイス」「愛してる本当に」「まじで本物だ」「これがメジャーリーガー吉田正尚」「対応力やばいな」「ほんとすごい」「涙出てきた!ありがとう!」など、多くの称賛コメントが寄せられている。

 次の回には2点を奪われて再びビハインドとなった日本代表だったが、8回裏に西武・山川穂高内野手の犠牲フライで1点差とすると、9回には無死一、二塁のチャンスで、村上がサヨナラタイムリーを放ち、日本が勝利している。

 1次ラウンドから準々決勝までの5試合で17打数4安打3打点0本塁打だったヤクルト・村上宗隆内野手に代わり、途中から4番に座った吉田は、5試合で15打数6安打10打点1本塁打。この試合でも猛打賞となる3安打目が値千金の同点3ランとなった。

 2年連続でオリックスを優勝に導き、今シーズンはレッドソックスへ移籍となった。通常はメジャー初年度を重視して不参加となる選手が多いが、吉田は「栗山監督と直接話をして、日の丸に対しての気持ちも全部マッチした」と出場を決意。不振が続く村上に代わって4番を務め、侍ジャパンを牽引している。

(C)Getty Images

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