将棋のヒューリック杯棋聖戦・決勝トーナメントが3月23日に行われ、前期挑戦者の永瀬拓矢王座(30)が井上慶太九段(59)に115手で勝利した。この結果、永瀬王座はベスト8に進出。次戦では広瀬章人八段(36)と準決勝進出をかけて戦う。
永瀬王座が、研究パートナーであり10歳年下の絶対王者・藤井聡太棋聖(竜王、王位、叡王、棋王、王将、20)へ2度目の挑戦に向けて前進した。本局では、12期ぶりに本戦トーナメント出場となったベテラン・井上九段と激突。じりじりとした序盤戦から、永瀬王座の仕掛けに井上九段が冷静な対応を見せた。戦いが始まると、互いに譲らぬ大激戦に。井上九段も飛車の横効きを軸に攻めを組み立てたが、永瀬王座は要の飛車を封じて後手玉に迫った。最後は、着実にポイントを積み重ねた永瀬王座が勝利。ベスト8への進出を決めた。
永瀬王座は、次戦で前期竜王挑戦者の強豪・広瀬八段と準決勝進出をかけて戦う。
(ABEMA/将棋チャンネルより)