2023年4月7日(金)より、「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で連載中の「マッシュル-MASHLE-」(作:甲本 一)のTVアニメが放送開始となる。
魔法が当たり前に存在する魔法界を舞台にした本作にて、魔法が一切使えないという境遇を、自慢の筋肉のパワーを駆使して打ち破っていく主人公のマッシュ・バーンデッド。マッシュは魔法学校の生活の中で、さまざまな仲間と出会い敵に立ち向かっていくことになるが、魔法が使えない彼に対してトップクラスの成績を誇るランス・クラウンがライバルとして登場する。
そんなランスを演じるのは、筋トレ好きの声優としても知られる石川界人だ。ランス役が決まったときのエピソードを伺うと、開口一番「そっちか! と思いました」と話す。
石川は「実はマッシュ役とドット役のオーディションも受けていて、これまでの活動内容的にも筋肉キャラを演じてみたいなと思っていたのですが、ランス役に決まってびっくりしました。ただ、ランスは「ドラゴンボール」のベジータのように強敵から仲間になるポジションのキャラで、天才的なところも魅力的ですし、やってみたいキャラでした。マッシュと同じように淡々としゃべりますし、どのように内面の変化を出していこうか、楽しみになっていきました」と語る。
そんなランスとマッシュの対比について深堀りして聞いてみると「ランスはメインメンバーの中でも(マッシュの)対になる存在だと思っています。魔法の才能がなくて筋トレという努力でのし上がっていくマッシュと、魔法の才能があって努力もしていて天才の部類に入るランスが、この作品の魔法界において活躍していく上での対比として非常にわかりやすい構造になっていますよね」と分析する。
アフレコ時の話になると、通常のアニメの掛け合いとは真逆の指示があったと言う。「ドットの叫びを受けて、自分も欲目を出して演じると「もっと淡々と演じてください」と指示が入ることもありました。同じように上田(麗奈)さんがレモンを演じて声を張っているときに、自分も負けないように大きな声を出すと「もうちょっとボソボソとしゃべってください」と指示が出て。マッシュ(を演じる小林千晃)も同じような状況になっているのが面白いですね」とエピソードを明かしてくれた。
「マッシュル-MASHLE-」ではギャグシーンの掛け合いも注目ポイントとなるが、キャラ同士の掛け合いで意識した点を伺うと「この世界のキャラは、あんまり他人の話を聞いていないと言いますか、相手が言っていることを理解するときはだいたいシリアスなときなんです。ギャグのときはすれ違ってばかりなので、逆に自分をブラさないところが大事なのかなと思いながら演じています」と回答した。キャラ同士の掛け合いで相手を意識しないという視点が面白い。この意識に関してはレモン役の上田も、一番気にしているポイントだと語っていた。
最後に原作の魅力について改めて伺うと「ちょうど筋トレにハマっていた時期に読んでいたので、やはり筋肉はすべてを解決するのだという筋肉に対する絶対的信頼を感じられる作品です。絶対的な力・パワーはすべてを凌駕するものだと教えてもらいました。人生の教科書です!」と力強く断言してくれた。石川が演じるランスはもちろん、濃い個性を持ったキャラたちが織りなすバトルありギャグありのストーリーに、ぜひ注目して見てほしい。
「マッシュル-MASHLE-」
4月7日(金)24:00より、TOKYO MXほかにて放送開始
【公式HP】https://mashle.pw/
【Twitter】https://twitter.com/mashle_official
【TikTok】https://www.tiktok.com/@mashle_official
(C)甲本 一/集英社・マッシュル製作委員会
取材・テキスト/kato
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