歓喜の世界一を経験した二刀流が、さらにたくましさを増して赤いユニフォームで再始動だ。エンゼルス大谷翔平投手が3月24日(日本時間25日)にマイナー戦に先発登板し、4回2/3を投げ4安打1失点8奪三振1四球と好投した。81球中、ストライクは49球と安定。試合ではピッチコム、さらには今季から導入されたピッチクロック(走者なしで15秒以内、走者ありで20秒以内に投球)などの確認を重視。パフォーマンス自体はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場したことで、既に調整は完了していると2年連続開幕投手に向けて自信を見せた。
21日(同22日)、アメリア代表を相手に9回に救援登板、同僚トラウトとの夢対決を制して世界一となった大谷が、再びエンゼルスのユニフォームに袖を通し、今度はチームのエースに切り替わった。WBCでは最速164キロのストレートに、決勝でトラウトから空振り三振を奪ったスライダーなど、持ち球の仕上がりも上々だ。昨シーズンも開幕投手は務めたが、しばらくは球数をセーブしながらローテーションを守ったが、今季はWBCがあったこともあり仕上がりはかなり早め。マイナー相手とはいえ81球投げられたことも、その証拠だ。
試合後、大谷は「今日は自分のやりたいことを優先してゲームに入りました。WBCの時点で出力も出ていたので。あと1週間、しっかりリカバリーをとって万全の状態でシーズンを迎えたいです」と語った。自身の野球人生にとって最も刺激的で最高の瞬間は味わった。今度はその興奮をエンゼルスの選手としてポストシーズン、さらにはワールドチャンピオンを争う場で感じたい。大谷が世界一の風格をまとって開幕を迎える。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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