【MLB】カージナルス-ブルージェイズ(3月30日・日本時間31日/セントルイス)
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で侍ジャパンに日系人として初めて参加したカージナルス、ヌートバー外野手が「2番・レフト」で先発出場し、6回の第4打席で今季初安打をマークした。続く3番・ゴールドシュミット内野手のライト前ヒットでは、俊足を飛ばして三塁に到達。打って走っての活躍に、早くもファンから絶賛の声が寄せられた。
ヌートバーは今季がメジャー3年目。開幕前に行われたWBCでは不動の「1番・センター」として全7試合に出場し、アメリカ代表との決勝では、内野ゴロながら決勝点を生んでいた。ヒットで出塁した際に見せた「ペッパーミル」のパフォーマンスは、あっという間にチームやファンに浸透。エンゼルス大谷翔平投手をはじめ、各選手も真似したことで、ヌートバーがムードメーカーとしても機能した。
カージナルスに戻り、今度は厳しいレギュラー争いに入ったヌートバーだが、メジャー3年目で初めて開幕スタメンを勝ち取ると、第1打席では持ち前の選球眼のよさを発揮して四球を選び出塁。第2、第3打席は内野ゴロに倒れたが、第4打席は外角低めの変化球にうまく対応し、レフト前へのヒットで出塁、チャンス拡大に成功した。さらに3番・ゴールドシュミットのライト前タイムリーヒットの間に、迷わず三塁に到達。際どいタイミングながら華麗なスライディングでタッチをかわすシーンも見られた。また8回の第5打席にも四球で出塁。無死から走者となりチャンスを作ると、4番アレナドのタイムリーツーベースで一時同点のホームを踏んだ。
WBCでの活躍で、すっかり日本のファンにも知られる存在になったが、開幕戦から躍動する様子に「うまい」「ナイス走塁」など、次々と声援が送られていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)




