授業料が実質無償化された高校でも同様の問題が起きているという。
4月に娘が公立高校へ入学したという書評サイト「紙屋研究所」管理人の紙屋高雪氏は「入学金として合計で25万7990円。これを3月と4月に払ってくださいと言われた」と語る。しかも、事前に知らされたのはごく一部で、詳しい内訳は後になって知らされ、その負担費用に驚愕したという。
紙屋氏の支払い明細の内訳(下図を参照)を見ていくと、「制服・体操着・靴等」9万3640円、「教科書・学習物品費等」7万5350円、23項目にわたる「学校教育活動費」5万890円、「同窓会終身会費」1万7400円、「校納金」1万4160円、「入学料」5550円、「PTA入会金」1000円といった具合で、しめて合計25万7990円。このように、さまざまな費用がかかるのが実態だ。
紙屋氏が「無償化と聞いていたので、中学校までの費用感覚ではこれほど用意しなくていいと思っていた。それが高校でいきなり25万となり、ちょっと大変だなとびっくりした」というのも無理はない。
「合格日に“すぐ入学金を払ってください”と言われる」

