WBCで侍ジャパンを苦しめたメキシコのアロザレーナを彷彿? 今季から千葉ロッテマリーンズに復帰した澤村拓一の“ドヤ顔&腕組み”が話題を呼んでいる。
2022年まで米・メジャーリーグでプレーし、今年4月4日に行われた千葉ロッテマリーンズ対北海道日本ハムファイターズ戦で、3年ぶりの古巣復帰登板を果たしたロッテの澤村について、野球解説者・里崎智也氏が言及した。
6-4、千葉ロッテの2点リードで迎えた8回表・日本ハムの攻撃。
澤村は、この回の頭から4番手での登板となったが、澤村がコールされ、マウンドに向かって走り出すと、スタンドのロッテファンからは割れんばかりの大歓声が。
それを受けての登板となった澤村は、先頭の代打・福田光輝を簡単にレフトフライに打ちとったものの、続く9番・上川畑大悟には、ボールをじっくりと見られた上でレフト前へと運ばれ、1死一塁に。しかしその後は、1番・五十幡亮汰を1球でセンターフライに打ち取り、代打・万波中正もわずか2球で一塁ゴロに打ち取って切り抜け、今季初ホールドを記録。上々の“再降臨”となった。
また、この登板で澤村は、最後の万波を打ち取った際に、一塁方向へとカバーに走った後で、アウトを確認し、貫禄充分の腕組みポーズを披露。この仕草が、WBCで岡本和真のホームラン性の打球をキャッチして話題となったメキシコ代表のランディ・アロザレーナが見せた“ドヤ顔腕組み”に似ていると、ネット上の野球ファンの間で話題になっている。
このポーズについて里崎氏は、「これね、中途半端にやると、逆に見ていて恥ずかしくなるんでね」と、いきなりの“ダメ出し”。その理由について「もっと止まらなきゃいけないですね。もっと仁王立ちでやらないと。アロザレーナ、30秒ぐらい止まってましたから。僕は現地で見ましたが、あんな一瞬じゃわからないのでね。もっと堂々と、最低でも10秒以上やらないと」と、本家・アロザレーナに比べて、澤村は“タメ”が少ないと指摘。
さらにリプレイ映像で、再び澤村の腕組みポーズをチェックした里崎氏は、「早い、早い。1秒も止まってないから」、「(次回は)30秒はないかもわからないけど、やっぱ10秒ぐらいは。あとはどこのカメラに向くかを決めておいた方がいいですよ」と、より“映える”方法をレクチャーする形でコメントし、笑いを誘うこととなった。
なお、澤村は2020年9月に香月一也とのトレードで、読売ジャイアンツから移籍。シーズン途中の移籍ながらも、22試合に登板し、0勝2敗1セーブ13ホールド、防御率1.71と安定した投球を披露。その後、FA権を行使し、渡米した2021年と翌2022年の2シーズンは、ボストン・レッドソックスでプレーし、今季ロッテに復帰MLB通算100試合登板と100奪三振を記録している。(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)