【MLB】エンゼルス11-12ブルージェイズ(4月9日・日本時間10日/アナハイム)
もうちょっとうまく打てればホームランだったのに。そんな雰囲気すら感じさせるジェスチャーだった。エンゼルス大谷翔平投手が「3番・DH」でスタメン出場すると3回の第2打席に、花巻東の先輩でもあるブルージェイズ菊池雄星投手から左中間へ今季3号となる2ランを放った。さらに5回の第3打席には再び菊池から痛烈なセンター前ヒット。2試合ぶりのマルチ安打を記録した。それでも大谷は2本目のヒットに不満げ。うまく打てれば2打席連発も狙えたというようなリアクションだった。
打球速度100.5マイル(161.7キロ)。打球は瞬時にセンター前へと弾けていった。フルスイングした大谷は、ゆったりと一塁に到達。ただ、すぐに右手を何やら動かすと、一塁ベースコーチに向けて首をひねった。高めに抜けてきたスライダーを強く捉えたように見えたが、本人にとっては満足の行かない当たりだったようだ。
直前の第2打席では、内角低めのスライダーに対して内側からうまくバットを出し、左中間席まで運ぶホームランを放った。今度打ったのは真ん中やや内寄りの高め。ボールに対してうまくバットが入れば、さらに飛距離が出そうなコースではあった。ところが大谷のバットは、おそらくイメージよりもボールの上側に当ってしまい、打球角度はわずかに7度。ホームランになった打球が23度であることと比較すると、この16度分でホームランを1本損した気分になっていたかもしれない。
大谷は低めに対してうまく手が伸び、見た目の難しさ以上に大きな飛距離を出すことで知られる。侍ジャパン参加時に見せた「膝つきバックスクリーン弾」などは、象徴的なシーンだ。うまく低めをすくい上げることに長けた大谷が、高めも攻略するようになれば、2021年シーズンに放った46本塁打超えも十分に狙える。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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