“推し”という言葉が一般化してきた昨今。4月12日からアニメ「【推しの子】」がスタートし、5月12日からは元乃木坂46松村沙友理さん主演の『劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ』が公開予定です。
【映像】オタ芸でアイドルを推す双子の赤ちゃん(38分44秒頃~)
“推し”とは、応援する芸能人や憧れの対象のこと。例えば、ファンの「私は〇〇のファン」と「〇〇は私の“推し”」は同じ意味となります。そこで今回は様々なアニメから、改めて“推し”や“推し活”がよくわかる作品をご紹介していきましょう。
目次
- 推しの全てを愛せるか?「【推しの子】」
- 想像を超える推し活いろいろ「ヲタクに恋は難しい」
- 推しがいることで輝くオタク「推しが武道館いってくれたら死ぬ」
推しの全てを愛せるか?「【推しの子】」
「【推しの子】」は「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」の赤坂アカ先生と、「クズの本懐」などで知られる横槍メンゴ先生がタッグを組んだ人気漫画が原作のアニメ。アイドルのアイを推していたゴローが、ある事件をきっかけに彼女の子供に生まれ変わるところから始まる物語です。
ゴローは産婦人科医の男性で、「美しいものを見ると健康に良い」という建前のもと患者の病室で推しのDVDを流すなど、日々推し活に勤しんでいました。物語序盤では、そんなゴローのいる病院に、妊娠したアイが訪れます。ゴローはリアルのアイに会えて喜ぶのもつかの間、彼女の妊娠を知って打ちひしがれることに。“自分の推しに子供ができても応援したい”という気持ちと、“活躍する姿が見られなくなるのでは”という不安の間で悩みます。
推しには幸せになってほしいものの、家族ができると今まで通りに推せるのだろうかと苦悩する姿は、ファンにとって“あるある”な光景なのではないでしょうか?
想像を超える推し活いろいろ「ヲタクに恋は難しい」
続いてはイラストSNSのpixiv発祥の漫画が原作で、2018年にアニメ化された「ヲタクに恋は難しい」は隠れ腐女子の桃瀬成海と、ゲームオタクの二藤宏嵩の恋愛模様を描いたラブコメディです。
推し活シーンも満載で、例えばメインキャラの成海は、BL(ボーイズラブ)を中心に乙女ゲームやアイドルなど様々なジャンルに手を伸ばしているオールラウンダーなオタク。推しキャラや推しカプ(カップリング)に強いこだわりがあり、プライベートでも同じ会社の小柳花子と熱い論争を繰り広げています。また好きなキャラが死んでしまった際には、彼氏に心配されるほど元気がなくなり、居酒屋で大号泣していました。
同作にははオタクキャラが多く、好きな人を2.5次元舞台に連れて行くなど、いろいろなオタ活が見られます。
推しがいることで輝くオタク「推しが武道館いってくれたら死ぬ」
最後に紹介するのは、2020年にアニメ化された「推しが武道館いってくれたら死ぬ(通称:推し武道)」。前述のとおり、実写版映画が5月12日から全国公開されます。原作は平尾アウリ先生の人気漫画で、マイナー地下アイドル“ChamJam”の舞菜を推している女子・えりぴよを中心とした物語です。
えりぴよは舞菜の古参(昔からのオタク)で、24時間推しのことを想い、周囲のオタク仲間からも一目置かれる存在。収入の全てを舞菜に費やしており、自分はずっと高校時代のジャージを着ているようなキャラクターです。
さらにアニメ1話では、怪我をして包帯を巻いた状態でも握手券付きCDを大量購入して特典会に参加。ほかにも猛暑のなか数時間前から物販に並ぶなど、全力で推し活に勤しむ姿が見られます。
一方でえりぴよから想われている舞菜はシャイな性格で、緊張の結果いつもえりぴよに塩対応をしてしまいます。そんな舞菜ですが、1話ラストでは控室でえりぴよと撮った失敗チェキを眺めながら、「えりぴよさん今日も会いに来てくれてありがとうございます」とつぶやく場面もありました。ファンが推しを大切にしているように、推される側にとっても、ファンは大事な存在であることがわかるワンシーンです。
(C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会
(C)ふじた・一迅社/「ヲタ恋」製作委員会
アニメ『【推しの子】』放送回一覧(動画リンクつき)
話数 | サブタイ(タップで動画へ) | 見どころ |
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1 | Mother and Children | アイの愛、圧巻の作画 |
2 | 三つ目の選択肢 | 見事な重曹の舐めっぷり |
3 | 漫画原作ドラマ | ワルカッコいいアクア |
4 | 役者 | 『今日あま』作者の涙… |
5 | 恋愛リアリティーショー | 色々とガチなぴえヨンダンス |
6 | エゴサーチ | 眼前で検索ワード読上げの暴挙 |
7 | バズ | あかねの壮絶な演技力… |
8 | 初めて | アクア、1話で3人オトす |
9 | B小町 | 本気が過ぎるかなPV |
10 | プレッシャー | ぴえヨンの地声、ガチイケボ |
11 | アイドル | 赤子の頃と変わらぬオタ芸 |
12 | 東京ブレイド | 姫川とかな、迫真の掛け合い |
13 | 伝言ゲーム | 原作者、脚本家にバチギレ |
14 | リライティング | 師匠と弟子の修羅場 |
15 | 感情演技 | ホラーすぎるゴローの影 |
16 | 開幕 | 迫真の「一緒に殺してあげる」 |
17 | 成長 | メルト覚醒! |
18 | 太陽 | ホラーみ溢れるあかね |
19 | トリガー | かな覚醒の瞬間 |
20 | 夢 | アイが死ななかった世界 |
21 | カイホウ | アクアの目から星が消える |
22 | 自由 | アイの墓に現れたカミキ |
23 | 再会 | ルビー、故郷で絶望の対面 |
24 | 願い | ルビーが見せた漆黒の意志 |