「かなりスゴい!」プロ野球の長い歴史でも数少ないプレー? 西武のエース・髙橋光成が“珍記録”を達成して話題に
【映像】「かなりスゴい!」西武のエース・髙橋光成が“珍記録”を達成して話題に

4月8日にひなたサンマリンスタジアム宮崎で行われた福岡ソフトバンクホークス対埼玉西武ライオンズの一戦で、「1イニング4奪三振」という珍しいプレーが発生。プロ野球ファンを中心に、話題となっている。

【映像】「かなりスゴい!」 西武・髙橋光成の“珍記録”が話題に

同戦の2回裏・ソフトバンクの攻撃で、西武の先発・髙橋光成は、まずこの回先頭のソフトバンク4番・栗原陵矢を見逃し三振に切ってとると、続く5番・牧原大成は空振り三振に。しかしその際、西武の捕手・柘植世那がパスボールしたことから、牧原は振り逃げで出塁。1死一塁となったものの、その後、6番・中村晃を空振り三振。7番・今宮健太にはライトへと運ばれ、2死一、二塁とピンチとなったが、高橋は落ち着いたピッチングで8番・上林誠知をワンバウンド気味のフォークで空振り三振に切ってとり、一打同点のピンチをしのいだ。

実はこのイニングで高橋は、4番・栗原、5番・牧原(振り逃げ)、6番・中村晃、8番・上林と、3アウトでチェンジとなる1イニングの間に、4人の打者から三振を奪うという珍しい形に。しかもイニング最後の打者となった上林も空振りに討ち取ったが、この際も、あわやパスボールかというほどの落差の大きいフォークを投じていたため、上林は振り逃げを狙って一塁へと走っている。結局、捕手の柘植はボールを大きく逸らさずに捕球し、上林はアウトになったが、ここで振り逃げが成立すれば、さらに珍しいプレーとなる可能性もあった。

なお、この「1イニング4奪三振」、パ・リーグの公式戦では、昨年7月に千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希が記録しているが、一般には、落差の大きいボールを勝負球とする投手の方が捕手によるパスボールが発生しやすく、それにより、振り逃げの機会が訪れやすいため、多い傾向があるという。

こうした一連のプレーについて、ABEMAの『バズ!パ・リーグ』に出演した五十嵐氏は、長いプロ野球の歴史の中でも達成者が少ない珍事であることに驚いた様子を見せつつ、「かなりすごいこと。」とコメント。ネット上のプロ野球ファンからも「1イニング4奪三振って西武だとガチのエースしかやってない」「大きい変化で三振取るピッチャーは振り逃げになることも多いと。」といった様々なコメントが巻き起こっている。

(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)

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