【MLB】カージナルス3－0パイレーツ（4月14日・日本時間15日／ブッシュ）
パイレーツの先発、オビエド投手が投じたスライダーに「曲がり方えぐいんよ」など、ABEMA視聴者から驚きの声が挙がっている。10奪三振を奪う好投を見せながらも敗戦投手となり、同情の声も上がった。
今季で25歳、メジャー通算5年で5勝を挙げたオビエドはこの日、古巣であるカージナルス戦に先発。150キロを優に超えるストレートと鋭いスライダーを武器にしたピッチングでゴールドシュミット内野手、アレナド内野手といった中軸にWBCアメリカ代表コンビを擁するカージナルス打線を相手に7回を投げて1失点、奪三振は10を数えるという好投を見せた。
ハイライトとなったのは4回裏。先頭打者のゴールドシュミットに四球、続くアレナドに安打を許し、無死一、三塁というピンチを迎えるとアドレナリンが上がったのか、オビエドの投球が冴え、対戦したカージナルスの5番打者、コントレラス捕手を3球三振に仕留めた。
この時、コントレラスから三振を奪った際にオビエドが投じたのが伝家の宝刀とも言えるスライダー。球速こそ89.3マイル（約143キロ）だったが、2582スピンを記録した投球は外角低めに33インチ（約83センチ）落ちた上に5インチ（約12センチ）曲がるというまさに魔球。これには昨季22本塁打を記録するなど強打を誇るコントレラスもお手上げといった様子だった。
これで息を吹き返したオビエドは続くゴーマン指名打者も三振に斬り、オニール外野手もセンターフライに打ち取ってピンチを脱し、カージナルスに先制点を与えなかった。
この後も好投を続けていたオビエドだったが、6回裏にゴーマンにタイムリーヒットを許し先制点を奪われてしまい、打線の援護を待ったが、カージナルス先発のウッドフォード投手をはじめとした投手陣に対し、打線はあと一本が出ず。結果的にパイレーツは0-3で敗れ、7回を投げ切って1失点のオビエドが負け投手となってしまった。
負け投手になったとはいえ、7回を投げて打者28人に対して10奪三振を記録するなど、好投を見せたオビエドに視聴者からは「オビエドえぐいて」「10奪三振」と4回裏に投じたスライダーの切れ味に驚く声の他に「オビエドは成長した姿を見せたな」「負け投手には値しないな」といった、オビエドの好投を称える声が目立った。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
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