【MLB】カージナルス5-4パイレーツ(4月16日・日本時間17日/セントルイス)
ライン際の打球を捕って、そのままステップもせずに高速スピンスロー。10年連続ゴールドグラブ賞の名手でしかできないような芸当だ。カージナルスのサード・アレナドが、三塁線の難しいゴロを華麗に処理。淀みない動きからアウトとし、チームメイトからも「ナイス!」とばかりにジェスチャーが送られた。
アレナドといえば、打っては昨年までの10年間で299本塁打を放ち本塁打王3回、打点王2回、そして守備ではメジャー昇格した2013年シーズンから全ての年でゴールドグラブ賞を獲得するという名手でもある。現役のメジャーリーガーとしては最高のサードだと称えられることも多いスタープレイヤーだ。また、イケメン選手としても人気を誇っている。
さすがはアレナドといったプレーを見せたのは3回1死、パイレーツの3番・マカチェンが放った三塁線のゴロに対してだった。高く弾んだゴロは三塁線ぎりぎりのところ。これに対してアレナドは2バウンド目を逆シングルで処理すると、そこからステップをし直してはセーフになってしまうと判断してか、その場で体を回転させるだけでスロー。コントロールのいい送球はしっかりとファースト・ゴールドシュミットに届いた。
スピードやパワー溢れるメジャーリーグのプレーは、粗さが目立つこともあるが、巧みなグラブ捌きとボディバランス、強肩がなくては成立しない「高速スピンスロー」でのゴロアウトに、ベンチで見守っていた仲間やスタンドのファンからも大きな拍手と歓声が起こっていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)





