アニメ『【推しの子】』星野アクアとは？声優や父親を恨む理由などを解説

　「週刊ヤングジャンプ」で連載中の同名マンガが原作のTVアニメ『【推しの子】』。原作コミックは『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』の作者の赤坂アカ（あかさか アカ）氏と『クズの本懐』の作者の横槍メンゴ（よこやり メンゴ）氏がタッグを組んだ作品で、「週刊ヤングジャンプ」で連載中です。

▶アクアの目から星が消える 21話
▶アクアが切望した「アイが死ななかった世界」 20話
▶キレキレのヲタ芸をするアクア 11話

　大ファンだったアイドルの子供に生まれ変わった主人公が、ある復讐のために芸能活動をしながら父親の情報を探るストーリーです。現実の芸能界を舞台にしながらも、ファンタジーやサスペンスなどの要素が盛り込まれています。

　この記事ではアニメ『【推しの子】』の主人公である星野アクア（ほしの アクア）にスポットを当て、アクアの身長などのプロフィールや声優情報などをまとめています。

アニメ『【推しの子】』とは？

　アイドルグループ「B小町」のアイの熱狂的ファンである雨宮吾郎（あまみや ごろう／ゴロー）は、産婦人科医として働いていました。ある日、アイの活動休止が発表されて落ち込んでいたゴローでしたが、診察に来た妊婦がアイだと判明。そしてゴローは、子供ができたことを隠しながらアイドルを続けるというアイの力になることを決めますが、アイの担当医になったことで大きな事件に巻き込まれてしまいます。

　芸能界をテーマにした作品でありながら、アイドルや役者といった表舞台に立つ職業だけでなく、裏方のスタッフや芸能事務所などもリアルに描いていると話題になり、「次にくるマンガ大賞2021」コミックス部門では1位を獲得しています。

　2023年4月から放送されたアニメ最終話の放送終了後にて、アニメ2期の制作決定が発表され、2024年7月から放送されています。

アニメ『【推しの子】』星野アクアの基本情報｜誕生日は公表されている？

　『【推しの子】』の主人公のアクアは、産婦人科医のゴローが生まれ変わった姿です。ゴローはアイのストーカーによって殺されてしまい、なぜか前世の記憶を持ったままアイの息子に転生していました。

　家族や友人からはアクアと呼ばれていて、芸能活動の際にもアクアという名前を使っていますが、本名は星野愛久愛海（ほしの あくあまりん）です。

　幼少期（3〜4歳ごろ）にアイが出演する映画で子役としてデビュー。初めての演技ながら、共演した子役の有馬かな（ありま かな）や監督の五反田泰志（ごたんだ たいし）から評価されました。なお前世の記憶があり大人びた話し方をしているため、五反田監督からは「早熟」と呼ばれています。

　前世で医者だったこともあり非常に頭が良く、高校入試の面接時には偏差値が70だったため面接官を驚かせています。 第2期初回となる第12話では16歳です。またアニメ『【推しの子】』の公式ホームページによると、青年期のアクアの身長は172cmです。

▶アクアがアイの息子と気づいていた五反田監督 19話

誕生日はいつ？

　誕生日に関しては、アニメのホームページや原作でも公開されていません。アクアの前世のゴローはアイの出産予定日に殺されたため、アクアの誕生日はゴローが亡くなった日だと予想されます。

　アニメ第4話でアクアは高校に進学し、すぐに恋愛リアリティショーに出演。第6話ではアクアは16歳になっています。恋リアの出演期間中のアクアの制服は長袖で、恋リア出演が終わった第9話では半袖でした。あくまで推測ですが、これらの情報から誕生日は4月〜6月なのではないでしょうか。

▶五反田監督のスタジオに入り浸るアクア 2話
▶ドラマに出ることになったアクア 3話
▶現場の空気を変えたアクアの演技 4話

アニメ『【推しの子】』星野アクアの声優は大塚剛央さん&内山夕実さん

　アニメ『【推しの子】』に登場するアクアは、幼少期と青年期で担当する声優が異なります。この項目では幼少期と青年期それぞれのアクアの声優について解説します。

青年期のアクアの声優は大塚剛央さん

　成長したアクアの声を演じているのは、声優の大塚剛央（おおつか たけお）さんです。大塚さんは東京都出身で、学生時代は地元のサッカークラブに入って、小・中・高とサッカーに明け暮れていたそうです。

　大学4年生の頃の就職活動中に進路に悩んで、これまで夢中になっていたものを考えた結果、ゲームやアニメが思い浮かんで、そこから声優を目指すようになったと語っています。

　『【推しの子】』の原作漫画を読んでいた大塚さんは、「この作品はアニメ化するんだろうな」と考えていたようですが、まさか自分がアクア役で出演できるとは思っておらず、嬉しかったと話しています。

　大塚さんの過去の代表作には、『風が強く吹いている』の蔵原走（カケル）役、『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です』のリオン・フォウ・バルトファルト役、『薬屋のひとりごと』の壬氏役などがあります。

▼アクア役：大塚剛央キャストコメント

幼少期のアクアの声優は内山夕実さん

　アニメ第1話で幼少期のアクアの声を演じているのは、声優の内山夕実（うちやま ゆみ）さんです。内山さんが好きなものはお酒で、中でもワインが好きだと話しています。

　声優の種田梨沙（たねだ りさ）さんと一緒にやっているラジオ番組『夕実＆梨沙のラフストーリーは突然に』は、2022年に開催された第7回『アニラジアワード』で「最優秀ラジオ大賞」と「最優秀女性ラジオ賞」をW受賞しています。

　内山さんはアクアの幼少期を演じることについて「アイの双子の子供である彼の幼少期を、成長したアクアへ良いバトンを繋げられるように大切に演じたいと思います！！」とコメントしています。

　過去に内山さんが演じた作品には『無職転生 ～異世界行ったら本気だす』のルーデウス・グレイラット役、『Re:ゼロから始める異世界生活』のパック役、『きんいろモザイク』の猪熊陽子役などがあります。

実写版のキャストは誰？

　2024年1月24日に『【推しの子】』の実写版ドラマ&映画の制作が発表されました。実写版『【推しの子】』でアクアを演じるのは、櫻井海音（さくらい かいと）さんです。東京都出身で、2001年4月13日生まれ。2019年〜2023年10月までは、バンド「インナージャーニー」のドラマーとして活動しました。

　2020年にはABEMAの恋愛番組『オオカミくんには騙されない』に出演。俳優業としては、NHKの連続テレビ小説『エール』に出演した他、WOWOW制作の連続ドラマ『アオハライド』でW主演の1人・馬渕洸役を演じています 。2023年に大ヒットしたTBS系列のドラマ『VIVANT』では主人公・乃木憂助の18歳の頃を演じました。

幼少期のアクアを演じるのは岩川晴さん

　幼少期のアクア役を担当するのは岩川晴（いわかわ はる）さんです。2019年映画『マチネの終わりに』で子役デビュー。以後『魔法のリノベ』『ウルトラマンブレーザー』などに出演しています。

星野アクアの家族構成は？父親を恨んでいるのはなぜ？

　アクアと血縁関係のある家族は、母親のアイと双子の妹のルビーです。アクアとルビーの父親については、アイが隠していて事務所の社長も知らないようです。

　アニメ第1話でアイがストーカーに殺されてしまいますが、アイを殺した犯人は普通の大学生でありながら、アイの自宅や入院していた病院を知っていました。そのためアクアは、犯人に情報を提供した人物がいて、その人物は自分達の父親なのではないかと考えています。犯人は自殺してしまいましたが、アクアは復讐のために父親を探し出して自らの手で殺すことを決意します。

　アイが亡くなる前の時点で、アクアとルビーの戸籍は芸能事務所・苺プロダクションの社長夫妻に移していたようで、アクアとルビーの戸籍上の両親は斉藤壱護（さいとう いちご）と斉藤ミヤコ（さいとう ミヤコ）になります。

▶本気で秘密を守ろうとしていたアイ 3話
▶アクアが切望した「アイが死ななかった世界」 20話

父親は誰？名前は？

　アクアの父親の可能性がある人物は、「劇団ララライ」の看板役者・姫川大輝（ひめかわ たいき）の父親である上原清十郎（うえはら せいじゅうろう）です。

　第20話では、DNA検査の結果から、姫川がアクアの母親違いの異母兄弟であることが判明しました。年齢は姫川のほうが年上のため、アクアの兄ということになります。この血縁関係から鑑みると、姫川の父親の清十郎が、アクアの父である可能性があります。

▶姫川にDNA型鑑定書を突き付けるアクア 20話

星野アクアの前世のゴローとは？

　アクアの前世は、雨宮吾郎（ゴロー）という名前の産婦人科医です。働いていた病院に入院していた女の子・天童寺さりな（てんどうじ さりな）がキッカケで、アイの大ファンになります。アイのファンになってからは、患者の病室でB小町のライブDVDを見るほど熱狂していて、「美しいものを見ると健康に良い」という持論を展開しています。

　勤務先の病院に妊娠したアイが来たことでショックを受けますが、担当医としてアイに協力し元気な子供を産ませることを決めます。しかし、アイの出産予定日にアイのストーカー（リョースケ）によって殺されてしまい、アイの出産を見届けることはできませんでした。

星野アクアの彼女になるのは有馬かな？それとも黒川あかね？

　ファンのX（旧Twitter）などでアクアの彼女候補として名前が上がるのは、幼少期からの知り合いで同じ学校の先輩後輩という関係である有馬かなと、恋愛リアリティショー「今からガチ恋始めます」（通称：今ガチ）で共演した黒川あかね（くろかわ あかね）の2名です。

　アクアは前世の記憶があるため、精神は大人でした。ですが、アニメ第8話でかなとキャッチボールをした際に、精神の方が身体と環境に適合しているのを感じているとのことで、「自分と近い年齢の子を恋愛対象として認識する」と話しています。

　また、かなから年上と年下どっちが好きかを聞かれると「ある程度上の方が良いのは間違いない」と答えました。なお、かなとあかねの2人はアクアよりも1歳年上です。

　恋愛リアリティショー編では、番組でアクアとあかねがキスをして付き合う展開になりました。アクアはあかねを異性としては見ておらず、あくまで仕事の延長線上で付き合ったとのことで、本当の恋人同士ではなくビジネスカップルです。しかし、あかねはアクアのことを意識している様子です。

　かなに関しても、アクアを意識しているような行動が見られます。アクアとあかねが本当に付き合っていると勘違いして落ち込んだり、2期第13話では鳴嶋メルト（なるしま メルト）に2人は仕事の関係で付き合っているだけだと必死に説明していました。

　2期ではアクア、かな、あかねの3人が舞台「東京ブレイド」で共演。アクアとあかねは恋人同士の役を演じ、かなはアクア達と敵対するキャラクターを演じます。現時点ではアクアに本命の彼女はいませんが、SNSでは最終的にはかながアクアの彼女になるのではないかと予想しているファンが多い模様です。

アニメ『【推しの子】』星野アクアのまとめ

　星野アクアはアニメ『【推しの子】』の主人公です。本名は星野愛久愛海（ほしの あくあまりん）ですが、家族や親しい人物はアクアと呼び、芸能活動の際も本名ではなくアクア名義を使用しています。

　前世は雨宮吾郎という名前の産婦人科医で、妊娠したアイの担当医でした。アイの出産予定日に殺されてしまい、アイの息子のアクアに転生しました。

　アクアと血縁関係のある家族は、母親のアイと双子の妹のルビーです。アクアとルビーの父親については、アイが隠していて事務所の社長も知らない様子でした。また2期ではアクアたちの異母兄弟の存在が発覚します。

　アクアの声優ですが、幼少期（第1話）の声は内山夕実さんが担当して、成長したアクアの声は大塚剛央さんが担当しています。

(C)赤坂アカ×横槍メンゴ／集英社・【推しの子】製作委員会
(C)赤坂アカ×横槍メンゴ／集英社・東映
(C)赤坂アカ×横槍メンゴ／集英社・2024 映画【推しの子】製作委員会

アニメ『【推しの子】』放送回一覧（動画リンクつき）

話数	サブタイ（タップで動画へ）	見どころ
1	Mother and Children	アイの愛、圧巻の作画
2	三つ目の選択肢	見事な重曹の舐めっぷり
3	漫画原作ドラマ	ワルカッコいいアクア
4	役者	『今日あま』作者の涙…
5	恋愛リアリティーショー	色々とガチなぴえヨンダンス
6	エゴサーチ	眼前で検索ワード読上げの暴挙
7	バズ	あかねの壮絶な演技力…
8	初めて	アクア、1話で3人オトす
9	B小町	本気が過ぎるかなPV
10	プレッシャー	ぴえヨンの地声、ガチイケボ
11	アイドル	赤子の頃と変わらぬオタ芸
12	東京ブレイド	姫川とかな、迫真の掛け合い
13	伝言ゲーム	原作者、脚本家にバチギレ
14	リライティング	師匠と弟子の修羅場
15	感情演技	ホラーすぎるゴローの影
16	開幕	迫真の「一緒に殺してあげる」
17	成長	メルト覚醒！
18	太陽	ホラーみ溢れるあかね
19	トリガー	かな覚醒の瞬間
20	夢	アイが死ななかった世界
21	カイホウ	アクアの目から星が消える

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