プロ3年目での初登板が開幕のマウンドという、普通ならば強烈なプレッシャーに押し潰されかねない状況で、歴戦の強打者相手にストレート・カーブ・フォークの3球種しか投げないにもかかわらず、堂々たるピッチングを披露。勝ち星こそつかなかったものの、鮮烈なるデビューを飾り、その“怪物”ぶりを鮮烈に印象づけることとなったオリックス・バファローズの山下舜平大。4月21日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)では、そんな山下に話を聞いた。
ベルーナドームで行われた埼玉西武ライオンズの開幕戦では、5回1/3を投げて4安打1失点、7奪三振と好投し、2戦目となった4月11日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦(楽天モバイル)では、5回を投げ、楽天打線を2安打無失点、10奪三振と完全に抑えきり、プロ初白星を挙げた山下。投球内容を見ると、昨季まで一軍デビューを果たしていなかったことが不思議なぐらいだが、今季、山下がこうした目覚しい成長を見せることとなった背景には、様々な“お手本”を元にした“自分磨き”があるという。
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「色々なことを勉強しながらやっているんですけど、人に聞くのもそうですし、ネットも見ますし、本を読んだりしながら、ちょっとずつやっています。」と、日々の“自分磨き”について語る山下は、インタビュー中に『バズ!パ・リーグ』の辻歩アナウンサーから、「YouTubeとかも参考にするんですか?」と訊ねられると、「そうですね、今、結構YouTubeとか、ネットは強いので見ます。好きな筋肉系のYouTuberとか、ボディービルダーの人がYouTubeをやったりするじゃないですか。そういうのを見ると結構面白かったりするので、そういうのを見てます。」と、インターネットも“お手本”としていることを告白。
さらには、「ワゲスパックは去年ファームにいた時から、色々なことを教えてもらったりしていて。ワゲスパックや(山﨑)颯一郎さん、宇田川(優希)さんは、結構色々な話をしたりしますね。似てる分、同じ課題があったりするので、共有しながらやっています。」と、長身から角度のあるボールを投げるスタイルが共通しているチームの先輩投手たちと連携する形で、時にはお手本とし、時には切磋琢磨しあいながら、成長していることを明かした。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)