一軍未登板でありながらも開幕投手に指名されると、5回1/3を投げて4安打1失点、7奪三振の好投で首脳陣の期待に応えたオリックス・バファローズの山下舜平大。山下といえば、MAX158km/hのストレートを軸に、カーブとフォークという2つの変化球を織り交ぜることで投球を組み立てる、“少ない球種で勝負する本格派右腕”ともいうべき期待の新星だが、今季から投げ始め、早くも新たな武器となっているフォークは、実は“ある人物”の直伝によるものなのだという。
【映像】 “怪物”オリ・山下舜平大、MAX158km/hのストレート、カーブと“野茂直伝フォーク”3種類で勝負
4月21日放送の『バズ!パ・リーグ』で、司会の辻歩アナウンサーから独占インタビューを受けた山下は、「もともと、真っすぐとカーブしかなくてプロに入って、“落ち球のフォークボールが欲しい”と思って、今年から投げ出したっていう感じで。」と、投球の幅を持たせる狙いからフォークをマスターし、今季から投げていることを明かしたが、実際に山下から話を聞いた辻アナウンサーは、「フォークはキャンプのときに、野茂(英雄)さんが巡回というか、視察に来られて。それで教えて頂いたそうです。」と、剛速球と落差の大きいフォークを武器に、NPB・MLBで活躍した“伝説のトルネード投手”野茂英雄氏直伝のものであることを紹介。それを聞いた野球解説者の里崎智也氏は、「やったらすぐできるからすごいですよね。“野茂さんに教えてもらってやりました”って。」と、その吸収力の高さに驚いた様子でコメントした。
また、里崎氏は、「高校の監督の指導で“カーブ以外は投げるな”って言って、やってきたわけじゃないですか。ここからまたね、カットボールとか、いろんなことをね、たぶん教わって、もっともっと成長していくんじゃないですか。」「3年後のWBC、選ばれてるかもしれないですよね。」と、今後のさらなる成長への期待を垣間見せた。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)