最後に頼れるのはフィーリング 二階堂瑠美、巧みな状況判断で逃げ切りトップ「根拠はないけど」と照れ笑い/麻雀・Mリーグ
【映像】苦労してのトップに笑顔で会場を去る二階堂瑠美

 久しぶりの登板で結果を残した。4月25日、プロ麻雀リーグ「朝日新聞Mリーグ2022-23」セミファイナルシリーズ10日目の第1試合では、EX風林火山の二階堂瑠美(連盟)がトップ。チームに価値あるポイントを持ち帰った。

【映像】苦労してのトップに笑顔で会場を去る二階堂瑠美

 4月13日の前回登板時は4着に沈んだ。それ以来となる今回の試合は、起家からTEAM雷電・本田朋広(連盟)、瑠美、KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)、渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)の並びで開局。瑠美は東1局でいきなり配牌に恵まれ、これを無駄なく打ち進めてリーチ・一発・平和・三色同順・赤2の跳満・1万2000点を獲得した。だが、東3局では白鳥が満貫・8000点(+300点、供託2000点)をアガって逆転。南1局では瑠美からタンヤオ・ドラの2000点をアガった。そんな中で迎えた南3局、当初、瑠美は「ここで無理して着を落とすのはよくない」と考え、ラス目で親番の高宮が仕掛けたリーチに慎重な姿勢。巧みな打ち回して六万単騎待ちでテンパイさせると、次巡に6筒を引いて、六万を捨てれば5・6・7筒の変則三面待ちへ変化する形となった。

 「根拠はないんですけど、形になって赤・赤だし、打点も見合うし」。ここで少々悩んだ瑠美は、フィーリングを信じて六万に手をかけることを決断。その甲斐あって次々巡には7筒を手繰り寄せ、ツモ・タンヤオ・赤2の満貫・8000点(供託1000点)を成就させて逆転トップへと躍り出た。「久しぶりの登板だったんですけど、みなさまによい報告ができて、とても嬉しいです」。このまま逃げ切り勝利を決めた瑠美は、試合後のインタビューで「基本、麻雀の忠実に向かってくる選手だと思っていたので、気持ちで負けないぞっていう感じでした」と心境を告白。「東場から軽い手、よい手が入ってくれたので、ついてましたね」と笑顔を見せた。「まだまだ(試合は)ありますけど、引き続き、応援よろしくお願いします」。目指すは無論、チームとして2年ぶり、自身としては初の優勝。天衣無縫の麻雀で、今後も勝利を積み重ねる。

【第1試合結果】

1着 EX風林火山・二階堂瑠美(連盟)4万2400点/+62.4
2着 渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)3万3100点/+13.1
3着 TEAM雷電・本田朋広(連盟)3万300点/▲9.7
4着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)-5800点/▲65.8

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

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  • BEAST X
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