【MLB】ブリュワーズ2-1エンゼルス(4月28日・日本時間29日/ミルウォーキー)
エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・DH」で先発出場。自身は3試合連続安打を記録するも、チームは接戦を落として連勝が3で止まった。4回に同点に追いついたエンゼルスが迎えた5回表の攻撃。無死ランナー一塁と勝ち越しのチャンスで打席に入ったウォードが意表を突くセーフティーバントを狙うも、痛恨のフライアウトに。労せずして1アウトを献上したミスに「あかんヤツ」「なんやねん」と視聴者から批判が寄せられる場面があった。
5回表のエンゼルスの攻撃。この回の先頭打者であるネトがセンターへの安打を放ち、無死一塁という場面で第3打席に向かったウォード。積極的なフルスイングが魅力の選手ではあるが、ここはベンチのサインに従ったのか、初球からバントの構えを見せた。
ところが慣れないバント策が仇になったのか、ウォードはブリュワーズ先発のマイリー投手が初球に投じた142キロのストレートをプッシュ気味にバント。高めに来たボールにバットを強く出していったが、打球は転がるどころか一塁ファウルグラウンドにフライ気味に上がり、ファーストのボイド内野手のグラブの中へ。記録はファーストへのファールフライに終わった。
4回表にジョバンニ・ウルシェラ内野手のタイムリーで同点に追いついて勢いに乗った状況だったうえ、この後はトラウト、大谷翔平とエンゼルス自慢の上位打線につながるという場面だっただけにウォードのバント失敗は勝ち越しのチャンスの芽を摘むあまりに痛い展開となってしまった。
ウォードといえば21日(日本時間22日)ロイヤルズ戦で見せた"ウォートラウタニ弾"の先陣を切るなど、積極的なフルスイングが持ち味の選手。一方ではメジャー通算でわずか2犠打のみ、ここ2年は犠打を成功させていないというウォードにバントを指示する采配に無理があったのか。視聴者からは「あかんやつ」「なんやねん」などバント失敗を嘆く声や「ウォードは1番じゃなくてポイントゲッターで生かすべき」など、ウォードのプレースタイルを考慮して擁護の声など、さまざまな反応が寄せられた。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)





