【MLB】カージナルス4-6エンゼルス(5月3日・日本時間4日/セントルイス)
 チーム力が示された価値ある逆転勝利だ。エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・投手」で先発出場したこの試合。今季7度目の先発で5勝目を目指した大谷は15個のアウトを13の三振で奪う圧巻の投球を見せたが、2本の本塁打を浴びるなど1点ビハインドでマウンドを降りた。しかし9回表、代打の伏兵・ラムが値千金の同点ソロ、主砲トラウトが逆転ソロを放って大谷の黒星をかき消すばかりか、チームを3連勝に導いた。守護神エステベスが9回を締めくくると、その直後、大谷は真っ先にグラウンドの外へ。5回まで上がっていたマウンドで感謝いっぱいにナインを出迎え、トラウトを皮切りにハイタッチを交わした。“なおエ”という言葉が使用されるなど、大谷の活躍がふいになるケースが多いエンゼルスにおいて、チームみんなで粘り勝っての会心の勝利。さらに大谷の振る舞いに「ナイスゲーム」「泣ける」「逆なおエ」などファンから大きな反響が寄せられた。