将棋の伊藤園お~いお茶杯第64期王位戦挑戦者決定リーグ・紅組の最終戦が5月8日に行われ、羽生善治九段(52)と前期挑戦者の豊島将之九段(33)が午前10時から対局を開始した。3勝1敗同士の対戦で、勝者は紅組優勝と挑戦者決定戦進出が決まる注目の直接対決となっている。
【中継】羽生九段VS豊島九段 王位リーグ紅組優勝をかけた戦い
羽生九段は、1985年12月に四段昇段。竜王戦1組(1組以上:34期)、順位戦B級1組(A級以上:29期)。タイトルは歴代最多の通算99期で、永世称号がある7つのタイトル全てで資格を保持している。一般棋戦の優勝回数も45回で最多を誇る。王位は18期。今期の王位リーグでは若手強豪を次々に打ち破り、3勝1敗で最終戦を迎えた。6期ぶりの挑戦とタイトル奪還を目指す。
豊島九段は2007年4月に四段昇段。竜王戦2組(1組以上:9期)、順位戦A級(A級以上:6期)。タイトルは竜王、名人など通算6期。棋戦優勝は5回を数える。王位戦は第59期(2018年度)に菅井竜也王位(当時)に挑戦しタイトル奪取。翌年、木村一基九段の挑戦を受け失冠した。その後2021、2022年度に2期連続で藤井王位に挑戦したが、いずれも1勝4敗で退けられる結果に。今期は3期連続の挑戦と復位を目標に掲げる。
現在のタイトル保持者は、最多の六冠保持者である藤井聡太王位(竜王、叡王、棋王、王将、棋聖、20)。本局の勝者は、紅組優勝と挑戦者決定戦進出が決まる。
持ち時間は各4時間で、先手は豊島九段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)