5月7日より順次放送中のアニメ「ONE PIECE」第1061話で、サンジ(CV:平田広明)とクイーン(CV:高橋広樹)の戦いに決着がついた。いわゆる“神作画”で描かれた戦闘シーンに、ネット上で「劇場版サンジだった」「作画半端ねえ」と称賛の嵐が巻き起こっている。
アニメ「ONE PIECE」は、「週刊少年ジャンプ」で連載中の尾田栄一郎氏による人気漫画が原作。悪魔の実を食べて“ゴム人間”になってしまったモンキー・D・ルフィ(CV:田中真弓)が海賊王を目指すストーリーだ。劇場版アニメも多数制作されており、昨年上映された「ONE PIECE FILM RED」は全世界で興行収入319億円を達成した。
前回放送の第1060話では、ロロノア・ゾロ(CV:中井和哉)とキング(CV:田村真)が対峙した。ゾロが「この量の覇気を放出し続けるなんて命取りだ」「いや、それでいい」と覚悟を決めると、心臓にまとう紫色のオーラが緑色に変化。そのまま覇気を放出すると、周囲の敵が一気に倒れた。
キングに「王にでもなる気か?」と聞かれて、ゾロはルフィと出会った頃に「世界一の剣豪になる」と宣言したことを思い出した。そして、「そうだな、船長と親友との約束があんだ」と力強く返答した。視聴者からは「作画も相まってカッコよすぎんだろ」「覇王色の覇気が緑色なのもゾロらしさがあってイイ」「ジャンプで読んだ当時の鳥肌をもう一度感じた」「ゾロが発する約束の重み痺れる」と興奮の声が相次いだ。
第1061話「魔神の一撃!サンジVSクイーン」では、麦わらの一味のサンジと、百獣海賊団“大看板”の一人であるクイーンが対決した。自分が持つ“ジェルマ”の力を否定するサンジだが、クイーンは「この力、まさにジェルマ!」「俺には見えるぜ。その進化する力の行く末とお前の未来が、はっきりと」と挑発した。しかしサンジは「どんなに体が変わろうが俺は俺だ!」と強い意志を示した。
するとイメージ映像として、海上レストランのオーナーで足技の師匠でもあるゼフがサンジの隣に現れた。ゼフが無言のままサンジに前を向くよう促すと、その先には麦わらの一味が立っていた。サンジがルフィたちのもとへ走り出すと、再び場面は現実へ。すると彼の足が激しく燃え上がり、素早い動きでクイーンの攻撃をかわして一撃を食らわせた。さらに追撃でクイーンを遠くへ蹴り飛ばし、見事勝利を収めるのだった。
ハイレベルな作画で2人の決着が描かれ、視聴者からは「号泣演出でヤバい」「劇場版サンジだったまじで」「作画半端ねえしサンジかっけえ!」「ゼフ出てくるのは、エモい!」「サンジ担が見たかったものを最大限にぶつけてきてヤバい」と絶賛の声が続出した。
(C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション