5月3日にベルーナドームで行われた埼玉西武ライオンズ対北海道日本ハムファイターズの一戦で、西武先発・平良海馬が披露した“無死満塁からのギアチェンジ投球”が野球ファンの間で話題となっている。
【映像】無死満塁大ピンチから圧巻「ギアチェンジ投球」
2-1、西武1点のリードで迎えたこの試合の7回表・日本ハムの攻撃、平良はこの回先頭の代打・マルティネスにレフトへの二塁打を許すと、続く8番・五十幡亮汰の送りバントの処理にもたつき、五十幡もセーフに。さらに続く9番・矢澤宏太に四球を出し、あっという間に無死満塁のピンチとなってしまった。しかしここで、昨季リーグトップタイの61試合に登板した鉄腕セットアッパーの血が騒いだのか、平良は続く1番・松本剛を外角スライダ―でピッチャーゴロに。これが1―2―3と渡ってダブルプレーとなり、2死二、三塁に。そして2番・ 谷内亮太には粘られたものの、力強いストレートとスプリットで押し切り、センターフライに。一度は逆転されかねない場面に陥ったものの、後続をピシャリと抑えてマウンドを降りた。
これまでセットアッパーとして活躍し、昨季は開幕から39試合無失点という驚異的な安定感を誇るなど、“ヒリヒリする場面”での登板経験も豊富ながら先発に転向した平良は、いわば「ピンチになるほど燃える男」。そうした平良ならではの良さが垣間見られた今回の投球について、野球通として知られるお笑いコンビ・トータルテンボスの藤田憲右は、5月12日放送のABEMA『バズ!パ・リーグ』に出演した際に、「さすがですね。ピンチ慣れしてますからね。」コメント。ネット上の野球ファンからも「無死満塁からの無失点は痺れたよタイラー!」「中継ぎの経験生きたな!」「正直ノーアウト満塁になったときの平良が明らかにギアいれた… さすが平良だな」「今日の平良選手よかったわ~ ランナーを出しながらも、そこからギアチェンして抑える!」といったコメントが寄せられることとなった。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)