5月12日終了時点で14勝20敗の5位と、今ひとつ波に乗り切れていない戦績ではあるものの、新庄剛志監督期待の“新庄チルドレン”ともいうべき新たな顔ぶれが、毎試合のようにキラリと光るプレーでファンを沸かせている北海道日本ハムファイターズ。そんな日本ハムが、5月8日に新外国人選手としての獲得を発表。13日に1軍初出場を果たしたアレン・ハンソンについて、早くも野球ファンからは多くの期待の声が上がっている。
【映像】新庄剛志監督プロデュースのド派手ユニ
獲得発表の2日後に行われた5月10日のイースタンリーグ・横浜DeNAベイスターズ戦に、6番・ショートでスタメン出場を果たしたハンソンは、この試合の6回に巡ってきた打席で、相手投手と内野陣の意表を突き、いきなり華麗なセーフティーバントを決めて初安打を記録。もともとハンソンは、メジャー通算では4シーズンで21盗塁にとどまっているものの、ルーキー級でのデビューイヤーとなった2010年には、68試合の出場で20盗塁を記録。ルーキー級と-A級でプレーした翌2011年には、55試合で24盗塁。さらにシングルA級にステップアップした2012年には124試合に出場し、35盗塁をマークするなど、プロデビュー時から着実にその総力を磨き続け、その後も2013年には30盗塁(A+級・AA級)、2014年には25盗塁(AA級)、2015年には35盗塁(AAA級)と、マイナーリーグではその快足ぶりが注目を集めた選手。しかも横浜DeNAベイスターズ戦で披露したショートだけでなく、内野はすべて守れるという器用さも併せ持つという、指揮官目線では、走力を兼ね備えた“使い勝手の良い選手”なのである。
今季の日本ハムといえば、中学時代には陸上でも活躍し、“サニブラウンに勝った男”としても知られる俊足・五十幡亮汰に加え、今季は俊足&爆肩と長打力、ガッツあふれるプレーで話題の江越大賀など、機動力を活かしたプレーを好む新庄剛志監督好みの選手が既に活躍中だが、そこにハンソンが加わることで、さらにその機動力がUPしそうな気配。そのため、ネット上の野球ファンからは「まさに機動力野球の申し子」「なにげに早すぎる」「これは完全に優良助っ人のプレー」「ファミスタのピノかな?」「スーパーカートリオ結成待ったなし」といった期待の声が早くも続々とあがっている。