5月6日にZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテマリーンズ対福岡ソフトバンクホークスの一戦で、逆風を物ともせずに、“豪快すぎるバックスクリーン2連発”を披露してファンを沸かせたソフトバンク・柳田悠岐。そんな柳田といえば、これまでもしばしばその“驚弾”で多くファンを仰天させている打者の1人だ。
【映像】「変態打ち」どうやったらそこまで飛ばせるの!?
5月12日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)では、前出の“豪快すぎるバックスクリーン2連発”に加え、柳田ならではの一打として、5月10日に福岡PayPayドームで行われた北海道日本ハムファイターズとの一戦で披露した柳田のバッティングを紹介。0-1、ソフトバンク1点のビハインドで迎えたこの試合の4回裏の攻撃、1死二塁という場面で柳田は、日本ハム先発・鈴木健矢がカウント3-2から投じた外角のスライダーに食らいつき、かなり泳がされる体勢になりながらも、右手一本ですくい上げ、ライト方向へと向かって高く舞い上がる特大の飛球に。そのままスタンド目掛けて伸びていき、フェンスダイレクトのタイムリーツーベースとなった。
この打撃について、番組司会の辻歩アナウンサーが「あの崩された打ち方で、なんであそこまで飛ぶんだろうと思っちゃうんですけどね。」とコメントすると、野球通として知られるお笑いコンビ・トータルテンボスの藤田憲右は、VTRを眺めながら、「(バットの)ヘッドは返ってますもんね。片手にすることによって、ヘッドが回るから、勢いはつくんじゃないですか。(瞬間的にヘッドスピードが)上がるんじゃないですか。」と、自身の野球経験を踏まえる形で推測。また、単なる力任せの打撃ではなく、バットの芯で的確に捉えていることから打球に伸びが出るという見方を示しつつ、「やっぱり手の長さがすごいなというところでもあるんじゃないですか。あと、(体勢が)突っ込んでない(=残っている)というところも。だから(長打が)出るんじゃないかと。変態ですよね、でも。」と、改めてその技術力の高さと、“変態ぶり”に太鼓判を押す形となった。
柳田といえば、これまでもしばしばこうした“変態打ち”を披露しており、たとえば昨年9月11日に行われたオリックス・バファローズ戦では、カットするようなスイングで打った打球がそのままスタンドインするという脅威の“逆方向弾”を放って話題となったほか、開幕間もない4月1日の東北楽天ゴールデンイーグルスでも、真ん中低め、ボール気味のシンカーをしゃがみこむように振り抜くと、打球はレフトスタンド方向へと大きく舞い上がり、そのまま着弾して昨季の第1号に。『バズ!パ・リーグ』に出演し、この映像を驚きの眼差しで観ていたタレントの稲村亜美は、「これ本当、変態ですね。」と思わずコメントしていた。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)