【MLB】レッドソックス1-9カージナルス(5月14日・日本時間15日/ボストン)
レッドソックス吉田正尚外野手の高い評価が、現地でもすっかり定着してきている。この日の試合こそ4打数無安打に終わったものの、5月の11試合でヒットがなかったのは3試合のみ。打率も3割前後を維持し、コンスタントに数字を残している。シーズン前に大型契約を結んで鳴り物入りで入団してきた吉田だが、現地では4月の苦戦から打撃フォームを修正、ほぼ初見の各投手相手でも苦にしない対応力が絶賛されている。
左右に打ち分ける広角打法が魅力の吉田だが、メジャー1年目から順風満帆というわけではない。開幕直後からじりじりと打率を下げ、4月18日(日本時間19日)のツインズ戦終了時は打率.167まで低迷。太ももの張りなどもありコンディションが万全ではなかったが、体調が徐々に戻り始めたタイミングで打撃フォームの修正にも着手。すると翌日から16試合連続安打がスタート。あっという間に打率を3割台まで上昇させた。
試合中に紹介されたのは、開幕直後と現在の打撃フォームの違いだ。高かった手の位置をやや下げ、クローズ気味だったスタンスをオープン気味に変更。インコースへの厳しい球への対応が向上したという。さらに現地の解説者は「見事な対応力だ」とベタ褒め。「ほとんどが初見のピッチャーで、あれだけアジャストできるバッターは有能だ」と、メジャー1年目でほとんどの投手と初対戦の中でも、スッとヒットが打てる吉田を絶賛していた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)





