【MLB】レッドソックス9-4マリナーズ(5月16日・日本時間17日/ボストン)
レッドソックスの吉田正尚外野手は「2番・レフト」で先発出場し、1回の第1打席にセンターフェンスを直撃するタイムリースリーベースを放った。吉田の三塁打はメジャー初。決して足が速いタイプではない吉田だったが、息を切らして全力疾走し、さらにヘッドスライディングした様子に、三塁ベースコーチから「お疲れさん」とでもいうように、声をかけられるシーンがあった。
左右に打ち分け、時には豪快なアーチを放つ吉田が、とにかく一生懸命に走った。1回無死一塁から内角に来た2球目を鋭く振り抜くと、打球は失速することなくセンターフェンスを直撃。クッションボールの処理に手こずったセンターの様子を見るや、吉田は迷わず三塁に向かって突進。気迫溢れるヘッドスライディングで到達した。
吉田はNPB時代、オリックスで7年間プレー。884安打を放ってきたが、133本塁打、二塁打も161本打ったのに対し、三塁打はわずか7本だけ。シーズン通して1本出るかどうかという“レアシーン”だったが、必死に走った結果がメジャー初三塁打につながった。
俊足ではない吉田が一生懸命走ったことに、ベンチの仲間も大盛り上がり。笑顔でポーズを返した吉田に対して、背中側から近寄ったベースコーチは「お疲れさん」といった様子で肩に手を置きながら指示。試合開始早々から本拠地のファンも沸かせるプレーで、その後の猛攻も呼び込んでいた。
なお吉田は5回の第3打席にもライトへツーベースを放ち2安打3打点の大活躍。打率も3割台に復帰し、まだまだこれから打ちまくりそうだ。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)





