5月16日(日本時間17日)にオークランド・コロシアムで行われたオークランド・アスレチックス対アリゾナ・ダイヤモンドバックスの一戦で、アスレチックスの藤浪晋太郎が、2失点はしたものの、1回1/3で3奪三振、それも四球0という上々の内容であった。
【映像】藤浪晋太郎が変わってきた!
4-6アスレチックス2点のビハインドで迎えたこの試合の7回表、3番手としてマウンドに登った藤浪は、まずこの回先頭の4番・クリスチャン・ウォーカーに対し、ストレートとスプリットで押す力強い投球で空振り三振に打ち取ると、続く5番のエバン・ロンゴリアに対しては、初球のスライダー、2球目のカットボールが外れてカウント2-0となるも、そこから3球続けてストレートを投げ込み、空振り三振に。クリーンナップからの打順であったものの、2者連続で空振り三振という、順調な滑り出しを見せた。
2死走者なしとなり、このまま順調に終えるかと思いきや、6番・コービン・キャロルへの3球目、外角高めに外れたボール気味のスプリットを不運にも弾き返され、レフトへのツーベースヒットに。この“嫌な一打”で流れが変わったのか、7番ニック・アーメッドへは、カウント3-1からストライクを取りにいったところを左中間へと運ばれ1点を失い、さらに8番ガブリエル・モレノも156km/hのストレートを狙い打たれる形でレフト前へと運ばれて2失点目。しかしその後、9番・ドミニク・フレッチャーは3球でセカンドゴロに打ち取り、7回のマウンドを終えた。
藤浪は続く8回にも、イニングを跨ぐ形で再びマウンドに登り、この回先頭の1番ケテル・マルテへはスプリットを上手く見せながら155km/hのストレートで見逃しの三振に。1死としたものの、続く2番に対しては、カウント1-2からの4球目を弾き返され、ワンバウンドで藤浪を強襲するアンラッキーな一打に。それでも藤浪はこの打球をグラブで弾いた後で、素早く素手で拾い上げ、果敢に一塁へのダイビングトスを披露。アウトにすることはできなかったものの、藤浪の気迫と執念を感じさせ、チーム全体を鼓舞するアツいプレーとなった。ここでベンチが動き、4番手ザック・ジャクソンへの継投となったが、この日の藤浪は、2失点はしたものの、1回1/3で3奪三振、それも四球0という上々の内容であった。試合はアスレチックスが、ヤクルトからダイヤモンドバックス入りしたマクガフを延長12回に攻略、サヨナラ勝ちを収めた。
なお、無失点で切り抜け、うれしい初白星を挙げた前回5月12日(日本時間13日)のテキサス・レンジャーズ戦(オークランド・コロシアム)に続き、この日も藤浪は大きく制球で乱れることはなく、投じた32球のうち、23球でストライクを奪い、四球も出さなかった。リリーフ登板で2失点したことは事実ではあるものの、前述の気迫あふれるダイビングトスなど、1つ1つのプレーに勢いが出てきた感があることも事実。
先日放送されたテレビ番組の中で、野球解説者の落合博満氏が、「勝ちは大事ですよ。これでエンジンがかからなかったら、本当にダメですね。やってくれると思いますよ」(TBS系『サンデーモーニング』5月14日放送)と、前回の初白星を機に、藤浪の中で“変化”が起きるという見方を示していたが、今回の登板はそんな藤浪の“変化”を充分に感じさせる内容であったといえるだろう。
そうした点を踏まえる形でか、試合後、ファンからは「やっぱりフジはやれる男」「2失点なんてドンマイだよ!今日はフジの気迫が前に出たプレーが良かったね」「フジの2点はしょうがない。とられた8点のうち、フジはたったの2点だ。」「フジに早く先発に戻って欲しい」「リハビリはもう終わりでいいんじゃない?きっとフジならやってくれる」と、藤浪の見せた明るい兆しを素直に喜び、今後の捲土重来に期待する声が続々とネット上で巻き起こっている。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)













