【MLB】パドレス7-0レッドソックス(5月21日・日本時間22日/サンディエゴ)
レッドソックスの吉田正尚外野手が「2番・DH」で先発出場し、3打数2安打で5試合連続安打、今季16度目のマルチ安打をマークした。打率も.303と再び3割台に戻したが、この日光ったのは巧みなバットコントロール。特に4回の第2打席に放ったセンター前ヒットは、これぞ吉田という技術が詰まった一打だった。
逃げるボールを逃すまいと、吉田の長くない腕とバットがスッと伸びた。第2打席、相手先発のワカに、カウント1-2と追い込まれた。4球目に投げられたチェンジアップは、外角低めのゾーンぎりぎり。フルスイング一辺倒の打者であれば、あえなく三振間違いなしという、投手側からすればベストボールだった。
ところが、これが吉田のバットには当たる。先端で拾うように払い打つと、打球はセンターの手前にポトリ。強振すれば空振り、もしくはゴロが精一杯という難しいコースに対して、うまくボールの下にバットをくぐらせることで打球を上げる吉田の技術は一級品だった。
メジャー1年目から打率3割を誇る吉田のバットコントロールに対して、視聴者からも「うまい」「さすが」という声が多く集まっていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)




