【MLB】パドレス7-0レッドソックス(5月21日・日本時間22日/サンディエゴ)
イメージ通りに落ちないボールに、思わず「むっ」。レッドソックスの吉田正尚外野手が「2番・DH」で先発出場し、3打数2安打と活躍した。第2打席にセンター前、第4打席にレフト前と、それぞれ技ありの一打でヒットを放ったが、第3打席はボール球に手を出して、吉田にしては珍しい空振り三振。どうやら打ち逃したボールは、本人の思い描いた軌道と異なるものだったようだ。
優れたバットコントロールの持ち主である吉田だが、その打率の高さは選球眼に支えられてもいる。余計なボール球には手を出さず好球必打。出塁率の高さも、ここから来ている。そのためメジャー1年目から三振も少なく、凡打の多くはゴロアウトだ。
しっかりとボールの回転、軌道を見極めながら、スッとバットを出していくが、第3打席ばかりは少々勝手が違った。相手先発ワカのストレート、カットボール、チェンジアップ、シンカーを織り交ぜた投球に対し、吉田も食らいついてフルカウント。ラストボールの7球目は、真ん中やや高めに抜けたようなシンカーだった。
見逃せばボール球というコースだったが、吉田はバットを出してあえなく空振り三振に。どうやらその打ち方を見るに、シンカーが落ちてくるところに合わせようとしたものの、イメージより落ちずにそのまま高めに抜けたために、バットとボール軌道が合わなかったようだ。
しっかり落ちていればコンタクトできたと思っていたものの、かすりもせずに三振した吉田は「むっ」と憮然。投手の投げ損ないの方が打ちづらいという、なんとも吉田らしい打席だった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)




