5月17日に山形市のきらやかスタジアムで行われた東北楽天ゴールデンイーグルス対福岡ソフトバンクホークスの一戦で、ソフトバンク・甲斐拓也が見せたあまりにアクロバティックすぎる“執念のダイビングスクイズ”について、千葉ロッテマリーンズで正捕手として活躍した野球解説者の里崎智也氏が言及した。

【映像】超絶スーパープレー! 執念の“ダイビングスクイズ”の瞬間
0-0で迎えた2回表、ソフトバンクが幸先よく1点を先制し、なおも1死一、三塁という場面で打席に立った8番・甲斐は、カウント1-1、楽天先発・荘司康誠が投じた3球目が、外角にウエストしたボールであると気づくや、スクイズの構えのままボールへと飛び込むと、最後は左手でバットを放り投げるよう送り出し、執念で当ててファウルに。外されてしまえば、スタートを切っている三塁走者・柳町達がアウトとなり、追加点のチャンスをフイにしかねない場面であっただけに、チームにとってはなんとも貴重なプレーとなった。なおその後、甲斐は続く4球目、甘く入ったカットボールを見逃さずに弾き返して、レフトへのタイムリーヒットを放ち、本来であれば“読み勝ち”であったはずの楽天側にとって、なんとも手痛い1点を奪いとる形となっている。