5月16日にカーミニークフィールドで行われたイースタンリーグ・埼玉西武ライオンズ対東京ヤクルトスワローズの一戦の9回裏、西武2軍が7点差を土壇場でひっくり返し、劇的な勝利を収めて話題となったが、その反撃の口火を切った選手が、野球ファンの間で注目を集めている。

【映像】9回裏7点差をひっくり返す!口火を切った豪快な1発
0-7、西武2軍7点のビハインドで迎えたこの試合の9回裏、この回先頭で打席に立ったのは、2020年のドラフト1位・渡部健人。渡部は、ヤクルト2番手・大下佑馬から、いきなりレフトへの豪快な1発を放ち、この一打で西武打線を勢いづけることとなったが、そこから打者一巡の猛攻で同点となった後で迎えたこの回の2打席目にも、渡部は大下から代わったヤクルト3番手・久保拓眞から、一二塁間へと転がす右打ちの内野安打で出塁。持ち前の長打力に加え、器用さも備えつつあるという、その成長ぶりを垣間見せることとなった。