【MLB】カブス7-2メッツ(5月23日・日本時間24日/シカゴ)
カブスの鈴木誠也外野手が「4番・ライト」で先発出場、2回の第1打席には先制かつ決勝となる今季6号ソロを放つなど活躍した。この試合、終盤7回にとどめの一発を放ったのが同僚のモレル。メジャー2年目、23歳の若手が9号ソロを放ったが、これが驚きの5試合連続弾。12戦で9発と、記録的なペースで打ちまくっている。
将来のメジャーリーグのスターかもしれない選手が、覚醒の時を迎えている。昨季の5月にメジャー昇格を果たしたドミニカ共和国出身のモレルは、昨シーズンは113試合に出場し打率.235で16本塁打。メジャー1年目としては十分な活躍で、2年目の飛躍を期待されていた。今季は5月9日(日本時間10日)が初戦になったが、いきなり1号を放ちすぐに大爆発。前日までに4試合続けてホームランを放つと、この日の7回には完璧な当たりをレフトスタンドに放り込み、5試合連続ホームラン。出場12試合で18安打を放ったが、ちょうど半数の9安打がホームランという超ハイペースだ。
公表されている身長は180.3センチ、65.8キロと決して大きくないどころか、メジャーの中では小柄といってもいい選手。ただ数値よりも体は大きく見え、また身体能力の高さもうかがえる。まだ出場12試合とはいえ、49打数18安打15打点9本塁打、打率.367、OPSも1.384。シーズンが終わるころには、MVPを獲得するような選手になっているか。今後が実に楽しみだ。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)



