将棋の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2023」に出場するチーム菅井が、Cリーグ開幕を前に恒例のチーム動画収録に参加。菅井竜也八段(31)、船江恒平六段(36)、西川和宏六段(37)の3人がチームの結束力をさらに高めるため、鍋パーティーを開いた。全員関西所属の仲良し3人だったはずが、とある食材をきっかけにチーム内で争いが発生!?ファンからは「エビチリ論争くっそワロタw」「負けず嫌いだなあw」「コント番組じゃんw」と大爆笑の声が上がっていた。
修行時代から多くの時間を共有し気心知れた仲の3人は、西川六段の自宅に集合して豪華カニ鍋パーティーを開催。この日は企画動画とあり、船江六段の発案でそれぞれの“NGワード”を決めることとなった。菅井八段が兄弟子の船江六段へ、船江六段が西川六段へ、西川六段がリーダーの菅井八段へ、それぞれが多く発しそうな言葉を“NGワード”に設定。鍋をつつきながらドラフト指名に至った理由や奨励会時代の思い出話で大いに盛り上がった。
西川六段が菅井八段のNGワードとして設定した言葉は、リーダーが大好きな食材の「エビ」。鍋の具材に含まれていることもあり、巧みな話術でどんどんNGワードを引き出していった。「だますのもありやんね?」「当たり前や!」との挑発合戦から、やや無理気味な誘導に。しかし、一向に“禁句”に気がつく様子がない菅井八段に対し、勘のいい船江六段は早くもリーダーへのNGワードを発見。「エビ」「エビチリ」を連発する弟弟子の様子をニヤニヤしながら見守っていた。
ゲームの結果、最下位はもちろん菅井八段。しかし、“食材のエビ”と“料理のエビチリ”は違い、「エビチリは“チリソース”の方を強めに言ってたの!」と主張する菅井八段に対し、西川六段は「エビチリはエビが主役やから!」と両者は“エビチリ論争”に発展。すると、菅井八段からは「チームクビにするぞ!ケータマン(師匠の井上慶太九段)と交代や!(笑)」とまさかのクビ通告が飛び出した。間に立たされた船江六段は、「ちょっと、しょうもない戦いやめてくれるかな!?」。チームの絆が問われるABEMAトーナメントを前に、3人の間にまさかの亀裂(?)が発生する事態となっていた。
動画の締めには、「頑張るぞー!」と声を合わせて拳を突き上げていた3人だったが、撮影終了の声が掛かった後も“エビチリ論争”は終わらない。菅井八段が納得がいかない表情で「西川さんが悪いわー」と再燃させると、西川六段は再び「エビチリはエビが主役やから!」。すると菅井八段は「じゃあ振り飛車と振り飛車穴熊って一緒!?」と飛び火させ、「それは違うんやけど…」とねじ伏せる結果に。爆笑動画を見たファンのSNS上では「めっちゃおもろ過ぎる笑」「エビチリ論争くっそワロタw」「負けず嫌いだなあw」「コント番組じゃんw」「チーム名はエビチリでも良かったかな」「どんだけ仲良しなの」と多くの声が上がっていた。
仲良しすぎる3人のチーム名は『関西最強』に決定。関西を飛び出し、トーナメントの頂点へ。戦いぶりはもちろん、作戦会議のや控室の様子は必見となりそうだ。
◆ABEMAトーナメント2023 第1、2回が個人戦、第3回から団体戦になり、今回が6回目の開催。ドラフト会議にリーダー棋士14人が参加し、2人ずつを指名、3人1組のチームを作る。残り1チームは指名漏れした棋士が3つに分かれたトーナメントを実施し、勝ち抜いた3人が「エントリーチーム」として参加、全15チームで行われる。予選リーグは3チームずつ5リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出する。試合は全て5本先取の9本勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)