将棋の竜王戦1組ランキング戦の決勝が5月25日に行われ、羽生善治九段(52)と稲葉陽八段(34)が現在対局中だ。勝てば優勝、さらには本戦で1勝すれば挑戦者決定三番勝負に進めるスーパーシードの権利が得られる大一番。稲葉八段の先手で始まった一局は、「相掛かり」からの出だしになった。
【中継】第36期 竜王戦 1組ランキング戦決勝 羽生善治九段 対 稲葉陽八段
六冠保持者・藤井聡太竜王(王位、叡王、棋王、王将、棋聖、20)への挑戦権を目指す戦いだが、1組からは上位5人が本戦に進出。羽生九段、稲葉八段ともに既に本戦出場の権利を手にしているが、優勝して本戦に進むと、変則トーナメントの最上位からスタートすることができ、1勝で挑戦者決定三番勝負に進める。各組の成績上位者だけが集まる本戦だけに、1つでも対局が少ないのは挑戦権獲得に向けて大きなメリットだ。
羽生九段は2021年度こそ勝率が5割を切り低迷したが、2022年度は見事に復調。タイトル100期の大記録こそならなかったが、ALSOK杯王将戦七番勝負で藤井王将と熱戦を繰り広げたことで、力の健在ぶり、さらには新たな強さを手に入れているのではと、衰えを心配されるどころか再び評価を高めている。
稲葉八段も、例年安定した成績を残し続ける関西所属のトップ棋士。タイトル挑戦は1回だが棋戦優勝も2回あり、順位戦A級にも定着。今回の竜王戦に限らず、いつどのタイトルでも挑戦者として名乗りを上げても不思議ではない。
【昼食の注文】
羽生善治九段 冷やし担々麺 稲葉陽八段 中華そば(大盛り)
【昼食休憩時の残り持ち時間】
羽生善治九段 3時間40分(消費1時間20分) 稲葉陽八段 4時間21分(消費39分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)