エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・DH」で出場した試合で、大谷の相棒を務めるキャッチャー、チャド・ウォラックがピンチを阻止するビッグプレーを見せた。
好プレーが生まれたのは2回表。レッドソックスは1死一、三塁とチャンスを拡大し、打席には7番打者のコナー・ウォンが立った。
そして、カウント2-2で迎えた5球目。バッターのウォンが空振り三振し、一塁ランナーがスタート。続いてウォラックが二塁へ送球する動きを見ると、やや遅れて三塁ランナーも本塁へスタートし、ダブルスチールを試みた。
エンゼルスのセカンド、ルイス・レンヒーフォは一塁ランナーにタッチせず、即座に本塁へボールを投げたが、送球はややサード側へ逸れるかたちに。
しかし、ウォラックは左手を伸ばしてそのボールをミットに収めると、ちょうど走路上を走ってきたランナーにそのままタッチ。スライディングする間もなくタッチアウトにされた三塁ランナーのラファエル・デバースは「やられた」という表情を浮かべながら、ベンチへと下がっていった。
ウォラックはインフィールド側から手を伸ばして走者をタッチしたが、もし走路上でこのボールを受けていたら、場合によっては走塁妨害を取られていた可能性もある。その意味でも、逸れた返球とランナーの位置、そして自身のポジションニングまで考慮した瞬時の好判断だったといえるだろう。
このプレーに視聴者も「よくタッチできたな今の」「メジャーリーグクオリティ」など大谷の相棒を務める“扇の要”を称賛する声があがっていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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