将棋の竜王戦1組ランキング戦の決勝が5月25日に行われ、羽生善治九段（52）と稲葉陽八段（34）が現在対局中だ。稲葉八段の先手番で始まった一局の戦型は「相掛かり」に。激しい戦いにやりやすい戦型ではあるが、序盤に1筋で香車の交換が入ったことで一気に激化。午前中から駒の取り合いとなり羽生九段の攻め、稲葉八段の受けという展開が続いている。午後6時からの夕食休憩時点で、形勢はほぼ互角。最終盤に向けて、どちらがはっきりと抜け出すか。
【中継】第36期 竜王戦 1組ランキング戦決勝 羽生善治九段 対 稲葉陽八段
竜王戦1組は16人が参加。成績上位5人までが本戦に進出するが、上位で進出するほど変則トーナメントで行われる本戦で、有利な立場からスタートできる。1組で優勝すれば、本戦で1勝すれば挑戦者決定三番勝負に進むことができる。
羽生九段は昨年度、ALSOK杯王将戦七番勝負で久々にタイトル戦に登場。前人未到のタイトル100期はおあずけになったが、各棋戦で優秀な成績を収め、再び記録達成のチャンスを狙っている。また稲葉八段は名人戦に1回出場して以来、タイトル挑戦がない。実力は申し分ないだけに、悲願の初タイトルを六冠保持者・藤井聡太竜王（王位、叡王、棋王、王将、棋聖、20）から奪取すべく、1組優勝で勢いをつけて本戦に進みたい。
【夕食の注文】
羽生善治九段 山菜そば 稲葉陽八段 ロースカツ定食ライト、みそ汁
【夕食休憩時の残り持ち時間】
羽生善治九段 35分（消費4時間25分） 稲葉陽八段 2時間7分（消費2時間53分）
（ABEMA／将棋チャンネルより）
