5月26日終了時点で、首位のロッテを1.5ゲーム差でオリックスが追い、さらにその後をソフトバンクが1ゲーム差で追うという、混戦の様相を呈しているパ・リーグ。そんな“混パ”について、ロッテOBで野球解説者の里崎智也氏が言及した。
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5月26日に放送された『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)の冒頭、番組司会の辻歩アナウンサーから「開幕前にいろんな人がいろんな予想していましたけども、日本ハムがちょっと上がってきて、また混沌とした感じになってきていませんか?」と、パ・リーグの混戦ぶりについて水を向けられた里崎氏は、「でも、A(クラス)とB(クラス)、めっちゃ分かれてますからね。」と、全体としてはたしかに混戦の様相を呈しているように見えつつも、その実、3位ソフトバンクと4位の日本ハムとが5.5ゲーム差もあるとした上で、「ちょっと離れ過ぎてるなというところがあるんで。もうちょっと(ゲーム差を)詰めていかないと。取り返しのつかないことになりますよ。」と、あまりゲーム差が広がってしまうと、交流戦前とはいえ、巻き返しのきかないところまで引き離されてしまうと指摘。
しかも、こうした状況に加え、30日から交流戦がスタートすることで、「そこ(交流戦)でどうなるかですよ。そこで引き離される可能性もありますからね。だいたい交流戦っていうのは、8ゲーム差ぐらいがひっくり返せる可能性があるんですけど、逆に引き離される可能性もあるから。5ゲーム差がついていて(交流戦に)入って、8ゲーム引き離されたら、もうほぼほぼヤバいですからね。“もうあなたのチーム、消化ゲームですよ”みたいな感じになりますからね。」と、交流戦の戦い方如何では、さらにその傾向が強くなり、事実上の“終戦”となる可能性さえあることを指摘した。
なお、セ・パ交流戦のスタートは5月30日。パ・リーグ主催ゲームとなるこの日は、以下6カードの開催が予定されるが、里崎氏が指摘するように、交流戦後の戦いや順位にも大きな影響が出るだけに、注目したいところだ。
・日本ハム×ヤクルト(18:00)エスコンフィールドHOKKAIDO
・楽天×DeNA(18:00)楽天モバイルパーク宮城
・西武×阪神(18:00)ベルーナドーム
・ロッテ×巨人(18:00)ZOZOマリンスタジアム
・オリックス×広島(18:00)京セラドーム大阪
・ソフトバンク×中日(18:00)福岡PayPayドーム
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)