『【推しの子】(おしのこ)』は、「週刊ヤングジャンプ」で連載されていたマンガです。次世代ムーブメントを起こすであろう作品を選出するマンガ賞の「次にくるマンガ大賞2021」ではコミックス部門で第1位に選出されていて、アニメ化前から注目度が高い作品でした。
2023年4月にアニメ1期が放送され、第1話はX(旧Twitter)の世界トレンド1位を獲得するなど話題を集めました。2024年7月には2期が放送、2026年1月14日からは3期が放送予定です。
マンガやアニメ作品の中には小説版が発売されることがあり、原作のスピンオフや小説オリジナルのストーリーが描かれます。この記事では『【推しの子】』の小説(ノベライズ)についての情報をまとめています。
目次
- 『【推しの子】』とは?どんなあらすじ?
- 『【推しの子】』小説版・ノベライズ版はある?発売日は?
- 小説の続刊が発売されるとしたらどんな内容?
- まとめ
『【推しの子】』とは?どんなあらすじ?
アイドルグループ「B小町」のアイ(星野アイ/ほしの あい)を応援している産婦人科医の雨宮吾郎(あまみや ごろう/ゴロー)。ある時、診察に来た妊婦がアイだと判明し、ゴローは推しの妊娠にショックを受けますが、アイが身バレをしないように協力することにします。しかし、ゴローはアイの出産予定日に謎の男によって殺されてしまい、気がつくとアイの子供(アクア)に転生していました。
『【推しの子】』は、「週刊ヤングジャンプ」と「少年ジャンプ+」で掲載された人気マンガ。『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』作者の赤坂アカ(あかさか アカ)氏と、『クズの本懐』作者の横槍メンゴ(よこやり メンゴ)氏がタッグを組んだ作品です。
ファンタジーやサスペンスなどの要素が盛り込まれた作品ですが、現実の芸能界をリアルに描いていることで話題を集めました。マンガは2020年〜2024年まで連載され、コミックスは全16巻で完結しています。
『【推しの子】』小説版・ノベライズ版はある?発売日は?
マンガ作品やアニメ作品の中には、小説版が発売されるケースがあります。ノベライズの内容は、原作マンガと同じストーリーを小説にしたもの、書き下ろしのオリジナルストーリー、主人公以外のキャラクターにスポットを当てたスピンオフ作品など様々です。
2026年1月時点では、原作マンガで描かれていない小説オリジナルストーリーの作品としては、原作者の赤坂アカ氏が書き下ろした小説の『45510』と『視点B』、そして赤坂氏が監修して田中創(たなか はじめ)氏が執筆した『【推しの子】~一番星のスピカ~』と『【推しの子】 ~二人のエチュード~』があります。
そのほかにも、はのまきみ氏が執筆して集英社みらい文庫から刊行されている原作マンガ&実写映画のノベライズ、田中創氏による実写映画のノベライズもあります。
この項目では、『【推しの子】』の小説の内容や入手方法を紹介します。
小説『45510』とは?
アニメ『【推しの子】』のオープニングテーマを担当しているYOASOBI(ヨアソビ)は、「小説を音楽にするユニット」というコンセプトで活動していて、すべての楽曲には原作となった小説が存在します。赤坂氏がオープニングテーマの「アイドル」のために書き下ろした小説が『45510』です。
『45510』は、アイが所属していた「B小町」の元メンバー目線で綴られている物語で、完璧で究極のアイドルであるアイの知られざる一面が描かれています。また、マンガでは描かれていなかった「B小町」メンバーとアイの関係性やメンバーの名前も一部判明します。
小説のタイトルでもある「45510」という数字は、アニメ第3話で判明したアイが使っていた携帯電話のパスワードです。原作ファンの間では「45510」という数字には何か意味があるのではないかと考察されていましたが、小説『45510』ではその数字の意味も明らかになります。
『45510』は、2023年4月13日から期間限定でWEBサイトに全編特別公開されて無料で読むことが可能です。しかし、期間限定の公開期間がいつまでなのかは分かっていないため、ある日突然非公開になることも考えられます。
『45510』は、2023年6月21日に発売されるYOASOBI「アイドル」のシングルCDの完全生産限定盤の特典として収録されました。完全生産限定盤のため、2026年1月現在では新品を定価で入手するのは難しいと思われます。
小説『視点B』とは?
小説『視点B』は、『45510』と同様に「B小町」に所属していた元メンバーの視点で綴られている物語です。37歳になった「私」が、「B小町」を辞めた後の人生を振り返ったり、「B小町」として活動していた時にアイと偶然遭遇した日の出来事が書かれています。原作マンガではあまり描かれなかったアイと「B小町」メンバーの距離感が分かる内容です。
アニメ『【推しの子】』の第1話は90分拡大版で制作され、テレビ放送に先駆けて2023年3月17日から『【推しの子】Mother and Children』のタイトルで全国の映画館で公開されました。『視点B』は、『【推しの子】Mother and Children』公開3週目の入場者特典として、数量限定で配布された小説です。
『視点B』は映画の入場者特典で配られたもので、劇場以外での入手手段がありませんでしたが、2023年11月17日に発売された小説『【推しの子】~一番星のスピカ~』に『視点B』が収録されました。また、2023年9月13日にはアイ役・高橋李依(たかはし りえ)さんが『視点B』を朗読する動画が公式のYouTubeチャンネルにアップされています。
小説『【推しの子】~一番星のスピカ~』とは
『【推しの子】~一番星のスピカ~』は原作者の赤坂氏が監修して、田中創氏が執筆した作品。田中氏はこれまでにアニメ『HUNTER×HUNTER』の劇場版のノベライズや、『ニセコイ』や『双星の陰陽師』などの集英社のマンガ原作の小説を執筆しています。
『【推しの子】~一番星のスピカ~』の内容は、「B小町」に加入して3ヶ月のアイが斉藤社長にアイドルを辞めると告げる話、そして研修医だった頃のゴローとさりなが出会った時の話と別れの話が収録されていて、原作では明かされなかったオリジナルエピソードです。また、映画『【推しの子】Mother and Children』の特典として配布された小説『視点B』も収録されています。
2023年11月17日に集英社の「JUMP jBOOKS」から刊行されました。値段は968円(税込)で、書店や通販サイトで購入できるほか、電子書籍としても発売されています。
小説『【推しの子】 ~二人のエチュード~』とは
『【推しの子】 ~二人のエチュード~』は原作者の赤坂氏が監修、田中氏が執筆した小説の第2弾です。本作も原作では描かれていないオリジナルストーリーとなっています。
有馬かな(ありま かな)と黒川あかね(くろかわ あかね)の過去と未来を描いた物語です。映画「15年の嘘」が公開されてから数年が経ち、かなとあかねはW主演舞台の稽古をしていました。2人の仲は改善しておらず稽古で言い合いになりますが、幼少期に受けた舞台のオーディションのことを思い出します。映画「15年の嘘」から数年後とのことなので、時系列は原作最終巻(16巻)の後になります。
小説『【推しの子】 ~二人のエチュード~』は、書店やネット通販などで購入できるほか、電子書籍版も発売されています。
小説『【推しの子】まんがノベライズ』とは
『【推しの子】まんがノベライズ』シリーズは、マンガ『【推しの子】』の内容を小説化したものです。著者ははのまきみさん。はのまきみさんはこれまでに、集英社みらい文庫刊行の『かぐや様は告らせたい』や『鬼滅の刃』のノベライズなどを担当しています。
2026年1月時点で発売されている『【推しの子】まんがノベライズ』シリーズには、以下の3作品があります。
・「アクアとルビー、運命のはじまり」
・「芸能界のリアル&新生『B小町』結成!」
・「火花散る! 2.5次元舞台」
「アクアとルビー、運命のはじまり」は、アイの事件が描かれたアクアとルビーの幼少期、そしてアクアがマンガ原作ドラマ「今日は甘口で」に出演する第2章までの内容が描かれました。
「芸能界のリアル&新生『B小町』結成!」は、恋愛リアリティーショー編とファーストステージ編の内容。「火花散る! 2.5次元舞台」は、原作第5章の2.5次元舞台編のノベライズです。
『【推しの子】まんがノベライズ』シリーズは、書店やネット通販などで購入できるほか、電子書籍版も発売されています。
『【推しの子】-The Final Act- 映画ノベライズ みらい文庫版』とは
『【推しの子】-The Final Act- 映画ノベライズ みらい文庫版』は、2024年12月20日に劇場公開された実写映画『【推しの子】-The Final Act-』のノベライズです。映画の公開当日に発売されました。
小学生&中学生のためのレーベル・集英社みらい文庫から発売されていて、全ての漢字にふりがながついています。映画の脚本は北川亜矢子(きたがわ あやこ)さん。ノベライズの著者は、『【推しの子】まんがノベライズ』シリーズを担当しているはのまきみさんです。
アクアはアイの復讐を果たすため、アイの事件を舞台にした映画「15年の嘘」の制作を開始。ルビーがアイ役を演じることになります。
『【推しの子】-The Final Act- 映画ノベライズ みらい文庫版』は、書店やネット通販などで購入できるほか、電子書籍版も発売されています。
『映画ノベライズ【推しの子】-The Final Act-』とは
『映画ノベライズ【推しの子】-The Final Act-』は、集英社オレンジ文庫から刊行されている実写映画『【推しの子】-The Final Act-』のノベライズです。著者は『【推しの子】~一番星のスピカ~』『【推しの子】 ~二人のエチュード~』を担当した田中創さんです。
実写映画のノベライズとしては、児童向けレーベルのみらい文庫版もありますが、どちらも同じ映画のノベライズのためストーリーは一緒です。作中の表現などに違いがあり、ページ数もオレンジ文庫版は308ページ、みらい文庫版は192ページと差があります。
『映画ノベライズ【推しの子】-The Final Act-』は、書店やネット通販などで購入できるほか、電子書籍版も発売されています。
小説の続刊が発売されるとしたらどんな内容?
JUMP j BOOKSから刊行されている『【推しの子】』のオリジナルストーリーが描かれた小説としては、『【推しの子】~一番星のスピカ~』『【推しの子】 ~二人のエチュード~』の2つがあります。
2作品ともマンガでは描かれなかったアイ、ゴロー、さりなの過去や、かなとあかねの幼少期や本編終了後の未来が描かれるなど原作ファンには嬉しい内容となっています。
『【推しの子】~一番星のスピカ~』は2023年11月17日に刊行、『【推しの子】 ~二人のエチュード~』は2024年12月18日に刊行されました。2026年1月時点では小説の続刊の情報はありません。2026年1月より放送のテレビアニメ3期では新キャラクターが登場すると思われるので、3期が大ヒットしたら新キャラたちのエピソードが描かれる3作目の小説が発売されるということもあるかもしれません。
マンガ作品の小説版では、物語と物語の間に起きた出来事や主人公以外のキャラクターが活躍する話がオリジナルストーリーとして書かれることがあります。
もしも今後『【推しの子】』の小説の新刊が発売された際には、アクアがドラマ「今日は甘口で」に出演してから恋愛リアリティショーに出るまでの間に起こった物語や、事務所の社長夫妻・斉藤壱護(さいとう いちご)や斉藤ミヤコ(さいとう ミヤコ)、そして2.5次元舞台編で覚醒した鳴嶋メルト(なるしま めると)といったキャラクターの過去や原作最終話後のストーリーが描かれるのではないでしょうか。
まとめ
『【推しの子】』の小説には原作マンガのノベライズがあるほか、原作者の赤坂アカ氏が書いた『45510』と『視点B』、そして赤坂氏が監修して田中創氏が執筆した『【推しの子】~一番星のスピカ~』と『【推しの子】 ~二人のエチュード~』があります。
『45510』は赤坂氏がアニメ『【推しの子】』のOPテーマ「アイドル」(歌:YOASOBI)のために書き下ろした小説。そして、『視点B』はテレビ放送に先駆けて映画館で先行上映されたアニメ第1話『【推しの子】Mother and Children』の入場者特典として配布された小説です。
『45510』と『視点B』の内容は、どちらもアイが所属していた「B小町」のメンバーの視点で描かれています。『【推しの子】~一番星のスピカ~』では、原作マンガでは描かれなかったゴローとさりなの出会いと別れなどのエピソードが収録。『【推しの子】 ~二人のエチュード~』では、有馬かなと黒川あかねの幼少期や原作最終話後の物語が描かれました。
(C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会
この記事の画像一覧アニメ『【推しの子】』放送回一覧(動画リンクつき)
| 話数 | サブタイ(タップで動画へ) | 見どころ |
|---|---|---|
| 1 | Mother and Children | アイの愛、圧巻の作画 |
| 2 | 三つ目の選択肢 | 見事な重曹の舐めっぷり |
| 3 | 漫画原作ドラマ | ワルカッコいいアクア |
| 4 | 役者 | 『今日あま』作者の涙… |
| 5 | 恋愛リアリティーショー | 色々とガチなぴえヨンダンス |
| 6 | エゴサーチ | 眼前で検索ワード読上げの暴挙 |
| 7 | バズ | あかねの壮絶な演技力… |
| 8 | 初めて | アクア、1話で3人オトす |
| 9 | B小町 | 本気が過ぎるかなPV |
| 10 | プレッシャー | ぴえヨンの地声、ガチイケボ |
| 11 | アイドル | 赤子の頃と変わらぬオタ芸 |
| 12 | 東京ブレイド | 姫川とかな、迫真の掛け合い |
| 13 | 伝言ゲーム | 原作者、脚本家にバチギレ |
| 14 | リライティング | 師匠と弟子の修羅場 |
| 15 | 感情演技 | ホラーすぎるゴローの影 |
| 16 | 開幕 | 迫真の「一緒に殺してあげる」 |
| 17 | 成長 | メルト覚醒! |
| 18 | 太陽 | ホラーみ溢れるあかね |
| 19 | トリガー | かな覚醒の瞬間 |
| 20 | 夢 | アイが死ななかった世界 |
| 21 | カイホウ | アクアの目から星が消える |
| 22 | 自由 | アイの墓に現れたカミキ |
| 23 | 再会 | ルビー、故郷で絶望の対面 |
| 24 | 願い | ルビーが見せた漆黒の意志 |
| 25 | 入れ込み | アクアがMEMちょを押し倒した! |
| 26 | 打算 | 芸能人って大変すぎの巻 |



















