【MLB】ホワイトソックス4-6エンゼルス(5月29日・日本時間30日/シカゴ)
最速170キロ右腕と話題のエンゼルスのベン・ジョイス投手がメジャー初昇格&初登板で鮮烈なデビューを飾った。
22歳のジョイスはテネシー大学に在学していた昨年、最速105.5マイル(約169.8キロ)を記録して話題になった右腕。昨夏のドラフトではエンゼルスに3巡目(全体89位)指名を受けて入団し、今季はここまで2Aで投げて14試合で0勝1敗4セーブ、防御率4.60という成績を残していた。
ジョイスがマウンドに上がったのは7回裏のホワイトソックスの攻撃。クオリティスタートを飾った先発のキャニング投手に続き、4-3と1点差の場面で2番手として登板すると、先頭打者のボーンにいきなり102.2マイル(約164.5キロ)のストレートでストライクを奪い、観客の度肝を抜いた。
このボーンには3球目のカットボールを叩かれセンター前に運ばれたが、その後のシーツ、ゴンザレスともに空振り三振。いずれも160キロを優に超えるパワーシンカーでグイグイと押し込み力でねじ伏せてみせた。最後は代打で登場したグランダルをレフトフライに打ち取り、この回を無失点に抑えた。
わずか1点リードという状況で迎えたメジャーデビューで1回無失点2奪三振という鮮烈なデビューを飾ったジョイス。ブルペン陣が苦しいエンゼルスにとっては救世主とも言うべき存在にSNSでは「投げてる球恐ろし」「ナイスすぎる」と喜びの声が目立った。
また、ルーキーの初登板に発奮したのか、8回表にエンゼルスはネト、トラウトのタイムリーなどで2点を追加。ジョイスはメジャー初登板ながら初ホールドも記録した。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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