【MLB】ホワイトソックス5-12エンゼルス(5月31日・日本時間6月1日/シカゴ)
ヒット=ホームラン。2年前に展開されたとんでもない状況がまた近づいている。エンゼルス大谷翔平投手が「3番・DH」で先発出場すると、3回の第2打席に2試合連続となる14号2ランをセンターへ運ぶと、4回には右中間スタンド最深部へ2打席連続となる15号2ランを放った。「2試合連続」「2打席連続」という肩書がついた2本のホームランだが、さらに驚くべきは「3安打連続本塁打」であること。この状況、打者大谷が大ブレイクした2年前の状況によく似ている。
しっかり捉えた打球が全てホームランになる。相手投手にとっては恐ろしいとしか言えない状況が現実になりつつある。前日の第1打席に雰囲気のいいセンターフライを放っていた大谷は第2打席に5試合ぶりとなる13号。その後はライトフライ、空振り三振に倒れたものの、翌日の第1打席でまたもいい角度で上がったセンターフライを打ち、その後の第2、第3打席で2打席連発。結果を振り返ると前に飛んだ打球は全てフライとなっており、不振時によく見られる引っ掛けたようなゴロもなくなっている。
上がり過ぎのフライアウトか、いい角度になってのホームランか。紙一重の状況になるほど、大谷の調子は急に上がり始めた。そして生まれた結果が「3安打連続本塁打」。この2試合に限れば、打ち損ない以外はホームランになっているということだ。実は2年前、46本塁打を放ちア・リーグMVPを獲得したシーズンで、大谷は同じような結果を出している。6月下旬から7月上旬にかけて、実に「7安打連続本塁打」を達成。アルファベットで表記するなら「H」ではなく「HR」が7つ並んだわけだ。
今季は追い込まれたカウントやチャンスのシーンでは、全力のスイングではなく、うまくコントロールした打撃も見せていた。今季放った15本塁打のうち、走者が三塁にいたケースは一度もない。ホームランを狙っていい場面で打っているという裏返しだが、これだけ気持ちよく打てる状態であれば、いつホームランが出てもおかしくない。
疲労も心配される中、試合に出続けながら状態を上げることを選んだ大谷が、いよいよ爆発を予感させる「3安打連続本塁打」。次に飛び出すのはヒットか、それともホームランか。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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