男性ファンが“バット争奪戦”の末に球場スタッフの説得に応じず…「スタッフさん可哀そう」同情の声 吉田正尚の出場試合で珍事
【映像】実際の様子

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【MLB】レッドソックス8-2レッズ(6月1日・日本時間6月2日/ボストン)

 レッドソックスの吉田正尚外野手が「4番・レフト」で先発出場した試合で、打者の手元からすっぽ抜け、スタンドに飛び込んだバットを巡る珍しい出来事が起こった。争奪戦の末にバットを手にした男性ファンが球場スタッフの返却要請に応じず、周囲のファンを煽って巻き込む異例の事態に発展。最終的には球場スタッフが折れた格好でその場を立ち去ったが、放送席から「さすがにバットは返さないと」など苦言が呈された。

【映像】実際の様子

 問題の場面は2-2の同点で迎えた8回裏レッドソックスの攻撃。この回先頭のバーデューゴは4球目のチェンジアップを強振するも、打球は前には飛ばずファウルチップとなり、代わりにすっぽ抜けたバットが一塁側スタンドへ勢いよく飛んで行った。

 スタンドに飛び込んだバットに複数人のファンが群がったが、最終的には男性ファンが争奪戦の末に自らの肩に抱えるようにして事態は収拾した。かに思われたが…

 その後、男性ファンのもとに2名の球場スタッフが駆けつけ、バットを返却するように促し、説得する姿が。この状況を見たABEMA実況の生明辰也アナが「さすがにバットは返さないといけませんよね…」とひと言。男性ファンはその後も説得に応じず、試合は淡々と進む。しかし現地中継は試合ではなくこのやりとりを映し続けた。

 すると、今度はこの男性ファンがバットを掲げながら「俺のモノだ」と言わんばかりに周囲のファンを煽り始める。困り果てた球場スタッフが無線で何やら会話をしたのち、諦めてその場を立ち去ると、さらにバットを高々と掲げた男性ファンに続くように、周囲のファンも両手を突き上げて歓声を上げた。

「バットは手に入れたということになったのですかね…スゴイ会場の盛り上がりです。バットを返したら返したで、そのあと何か、バーデューゴからお返しのものがもらえたりすることもあると思うのですが」と生明アナが困惑気味にコメントすると視聴者からも「スタッフさん可哀そう」さらには「試合映してくれ」などの声が寄せられた。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)

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